• もっと見る
«第235回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(2)後鳥羽上皇。 | Main | しもかわ読書会9月例会の報告(2)佐藤長期政権。»
土壌を豊かにする有機肥料。 [2023年09月26日(Tue)]
(856)
 もしもこの取り組みに対するインド大衆の自主的な協力が得られるならば、この国は食料不足という問題を一掃できるだけでなく、余剰の食料を生産することさえ可能になるでしょう。
 この有機肥料は必ず土壌を豊かにする一方で、それを劣化させることは決してありません。
 毎日出されるゴミも、適切に処理されれば黄金の肥料となって土に還るのです。それは、数百万ルピーの節約につながるでしょう。
 そして、収穫される穀物や豆類の種類や数も、共に増大させることができるでしょう。
 ・・・



 全インド堆肥会議についてのガンディーの話の続きです。
 「ゴミとして出される様々な有機物を堆肥化して農業に活用すべきだ」というその会議での決議をガンディーは高く評価します。しかし、「単に紙の上に書かれて終わりにしてはいけない」とも言っています。(855)
 このような有機肥料の活用が広がり進んでいけば、インドの農業の未来はとても明るいと彼は確信しています。しかし、それは決して化学肥料の費用が高く堆肥であれば安上がりだからというだけではありません。
 (761)で述べられているように、化学肥料は土を劣化させてしまうということにも既に彼は気付いているのです。
 そして・・・
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント