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文字の読み書きは教育の目的ではない。 [2023年03月27日(Mon)]
(675)
 私の考えている教育とは、子ども及び成人の身体・知性・精神の中から最善のものを引き出そうとする営みのすべてです。
 文字の読み書きが教育の最終目標でないのはもちろん、最初に行われるべきことでさえありません。それは、人間を教育する様々な手段の一つに過ぎません。読み書き自体が目的化してしまえば、それはもう教育ではなくなってしまいます。
 ・・・



 教育についてのガンディーの話の続きです。
 彼はまず、教育の定義を確認することから始めます。このことは、(663)でも述べられていました。決して「子どもに何を教えるか?」「子どもをどんな人間に育てるか?」といった外からの視点ではなく、子ども自身を中心にした視点で、「人間が本来持っている可能性をいかにして引き出すか」を考えなければならないと言うのです。
 だから、文字の読み書きは教育の目的ではありません。教育の前提でもありません。このことも、(657)などで既に述べられていました。
 そして・・・
  
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