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読み書きの能力を向上させられる学校。 [2023年03月20日(Mon)]
(668)
 もしも、私の考えているような学校が創設されたとしたら、少し大胆かもしれませんが私はこう言いたいと思います。
 その学校は、少なくとも読む力の習得の早さにかけては最先端の学校にも引けを取らない成果を上げられるでしょう。また、書く力についても、現在大多数の場合においてそうであるような間違った綴りではなく正しい綴りを書くという前提条件に立つならば、きっと同様の結果を得られると思います。
                     (「ハリジャン」1937年8月28日)
                                       


 「ナイ・タリム(新しい教育)」についてのガンディーの話の続きです。
 彼の構想に基づく学校とは、「生活の中で五感を働かせる教育」(665)です。
 そこでは、文字の読み書きを早く教えるべきではないと彼は言っています。それでも、「読むことに関しては、どんな学校よりも早く目的を達成することができる」と彼は断言します。書くことについては、習得の早さという点ではいくらか時間が掛かるかもしれないが、正確に文字を書く能力を身につけるということを目的とするならば同様の成果を上げられるだろうという見通しが示されています。
 確かに、文字の読み書きに限りませんが、何でも早く教えれば早く習得できるというわけではありませね。
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