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身体器官を正しく働かせることが、最高の知育である。 [2023年02月05日(Sun)]
(628)
 私が思うに、身体器官、例えば、手、足、目、耳、鼻などですが、それらを正しく働かせる適切な訓練を通してのみ、知的な教育は可能になるのではないでしょうか。
 言い換えれば、子どもの知的発達を促す最も望ましく即効性のある方法は、その身体器官を知性的に働かせることなのです。
 ・・・



 これも、「ナイ・タリム(新しい教育)」についてのガンディーの論説です。
 「生活こそが、書物である(627)」と彼は言っていました。つまり、書物による知識の習得には意味がなく、自分自身の実際の生活体験を通して学ばなければ真の学びにはならないと考えていたのだと思います。
 では、生活を通じて学ぶとは一体どういうことなのでしょうか?
 ここでガンディーは、「身体器官を正しく働かせることが、知的能力を伸ばすための最適な方法だ」と断言します。確かに、身体器官を意識的に動かすのは脳ですから、身体器官を動かす訓練は、脳の発達につながる訓練にもなるはずですね。しかし、ただ漫然と、あるいは気まぐれに動かすのではいけません。知性的に、すなわち、意識的に、自律的に、調和的に、身体器官を動かす必要があるということだと思います。
 そして・・・
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