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協同生産センターは非営利の組織体である。 [2022年11月29日(Tue)]
(560)
 なぜなら、そのセンターは営利の分配をまったく受けない非営利の組織体であり、誰かを排除しようとする意図はまったく持たず、最も困窮している者を最優先にするからです。
 ・・・



 綿布生産協同センターに関するガンディーの意見の続きです。
 彼の構想は、機械工業ではなく手工業、工場生産ではなく家内生産です。しかし、綿布生産に関しては分業の必要性も認識されています。そこで、各工程を担当する職人たちをつなげるネットワークの要として、また綿布生産の過程で必要となる作業場、保管場所、及び道具の提供、在庫管理や生産調整、所得の分配などを行う中核機能を担う場として、センターが必要になるのです。
 歴史の教科書に出て来る問屋制家内工業に似ているのかなあとも思いますが(557)、このセンターは協同組合であり、非営利と平等互恵を原則として運営されなければならないと彼は言うのです。
 非営利とは、生産活動に従事していない出資者が事業によって生じた利益の分配を受けないという意味です。営利企業においては、出資者(資本家)と労働者の利害はどうしても対立してしまいます。なぜなら、労働者の労働強化と賃金抑制が資本家にとっての利益の増大につながるからです。つまり、非営利とは搾取する者とされる者の対立がないということです。(少なくとも、原理的にはそうです)
 ということは、事業に必要な資金は寄付などによって集めるか、あるいは労働者自身が拠出し合わなくてはなりません。ガンディーは協同組合と言っているので、後者を想定しているように思われます。
 そして・・・
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