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出来上がった糸を納め、その分の賃金と新しい材料を受け取る。 [2022年11月26日(Sat)]
(557)
 紡ぎ職人は、これを紡いで糸を作ります。そして、毎週毎週、出来上がった糸をセンターに納品し、代わりにその分の賃金と新しい材料を受け取って帰るのです。
 ・・・



 綿布生産協同センターに関するガンディーの意見の続きです。
 綿打ち職人は、不純物を除きながら繊維の長さをそろえて太いひも状にします。これを、日本では「篠(しの)」というそうです。そして、それをセンターに納めるのです。(556)
 これを、紡ぎ職人が取りに来て、糸紡ぎをし、出来上がった糸を翌週納品するために再びセンターを訪れるのだそうです。紡ぎ職人は納めた糸の代金を受け取り、また新しい材料(篠)を受け取って自分の作業場へ帰るわけです。
 つまり、これは問屋制家内工業に似ているのかなと思います。けれども、問屋に当たるセンターが非営利の協同組合によって運営されているという点が非常に重要な違いです。
 そして・・・
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