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自分の家族に奉仕することさえできていないのに・・・。 [2022年09月24日(Sat)]
(498)
 自分自身の家族のために奉仕することさえ、私はほとんどできていません。それなのに、「インド全体のために奉仕する」などという大それた企てを心に思い描くとしたら、それはまさに傲慢です。
 ・・・

 

 経済のスワデシに関するガンディーの意見の続きです。
 「スワデシは(自分の地域の利益だけしか考えないので)利己主義である」という批判に対して、ガンディーは、「スワデシこそが、謙譲と愛が要求する掟に合致する唯一の原則なのだ」(497)と述べていました。その発言の趣旨は、このようなことだったのです。
 つまり、「社会全体の利益のため、公正のため、進歩のためと称して何かをしようとするのはまったくの傲慢にほかならない」と彼は言うのです。似たようなことは、アダム⁼スミスも言っています。「公共の利益のために仕事をするなどと気取っている人たちによって、あまり大きな利益が実現された例をまったく知らない」「利己心の発揮は見えざる手を通じて社会の利益を増大させる」。
 二人とも、「他者あるいて公共の利益を犠牲にして自己の利益を追求することは道徳上許されない」ということを前提として語っているのは言うまでもありません。
 そして、彼はこれに続けて・・・
 
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