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必要と思っている品物がなくなっても、暮らしていける。 [2022年09月19日(Mon)]
(493)
 「それでは、ピンや針がなくなってしまう! これらの品物はインド国内では生産されていないのだから!」
 こんな呪文の言葉によって、恐怖に襲われたりする必要はありません。
 スワデシの実践者たちは、今は生活に欠かせないと思っている多くの品物がなくなったとしても十分に暮らしていける術をきっと習得していくことでしょう。
 ・・・


 
 経済のスワデシに関するガンディーの意見の続きです。
 「外国製品を買ってはいけない。これは、宗教的な義務である。たとえ肉体的な安楽を犠牲にしなければならないとしても、万難を排してこれを遂行せよ(492)」と彼は言います。
 しかし、この時代(イギリスによる植民地支配を受けていた時代です)には、インドではまだ金属工業が勃興していなかったようです。それでも、イギリスで作られた製品(金属製のピンや針など)は入って来たわけですから、インド人もそれを使ってはいたわけです。つまり、外国製品を買わないということは、これらの便利な品物の使用ができなくなることを意味していたのです。
 人間というものは、一旦便利で快適な生活に慣れてしまうと、それを失うことは耐えがたい苦痛であるように感じ、非常に強い抵抗感・拒絶感・恐怖感を抱くようです。でも、実際にはそうなればなったで、きっと多くの人は新しい状況に対応し、やがては慣れていくのではないかと思います。
 同様の趣旨のことは、「ヒンド=スワラージ」の中でも述べられていましたね。(この時は、「マッチ、ピン、ガラス製品、ランプ」が例に挙げられていました)
 それから・・・
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