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お勉強 (05/11)
自由貿易は旨味のある食べ物でもあり、毒でもある。 [2022年09月16日(Fri)]
(490)
 イギリスのナタール植民地は、別のイギリス植民地であるモーリシャス産の砂糖に関税を掛けることによって自国の砂糖を保護しました。
 イギリスはインドに自由貿易を押し付けていますが、それはこの国に対する罪悪です。
 イギリスにとって自由貿易は旨味のある食べ物だったかもしれませんが、インドにとっては毒だったのです。
 ・・・



 経済のスワデシ(外国製品ではなく、自国で生産された品物を購入し使用する)に関するガンディーの意見の続きです。
 「法によって強制されることは拒否するが、道徳的な義務としてなら喜んでそれに従う(489)」と彼は述べていましたが、ここで急に外国(しかし、イギリスの植民地という点では当時のインドと同様でした)の事例について語り始めます。
 ナタールというのは、南アフリカにあったイギリスの植民地です。現在は、南アフリカ共和国の一部になっています。モーリシャスは、インド洋にある島国です。絶滅した飛べない鳥・ドードーが生息していたことで有名です。元はフランスの植民地だったのですが、ナポレオン戦争の時にイギリスが占領してこの土地を奪ったのだそうです。現在は、独立して共和国となっています。
 ここで述べられている主張を見ると、国家権力によって人々の経済行動に制限を加えることには反対でも、関税という手段で国家間の経済活動に法的な制限を設けることは是認するという立場のようです。
 そして・・・
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