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«第218回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(2)朱熹。 | Main | 6月定例学問会の報告(6)学校で教えることと、その能力が高められることは同じではない»
ある考えに従って行動する人が多いか少ないかは問題ではない。 [2022年07月02日(Sat)]
(412)
 この定義に基づいて考えるならば、真に信託を受けていると言えるような人は果たしてどれだけいるのだろうか?
 このような問いはまったく的外れです。
 もしその考えが正しいなら、それに従って行動する人が多かろうが、少なかろうが、あるいはたった一人であろうが、そんなことはどうでも良いのです。これは、各人が持つ信念の問題なのですから。
 ・・・


 
 これも、「信託」についてのガンディーの意見です。彼の言う「信託」の定義とは、「富を持つ人たちは、彼らが所有する富のうち自分の生活に必要なもの以外の余剰分を社会のために用いるべきものとして自分に信託されたものだと考える(287)」というものです。そして、それを自分のためでなく世のため人のために使わなければならないと言うのです。
 しかし、いくらガンディーが推奨しても、そんなことを実践するお金持ちは果たしてどれだけいるだろうか? 人間誰でも、多くの財産を持てばそれによって大きな快楽を得たいと思うだろう。あるいは、人より高い地位、大きな名誉、強い権力を手に入れたいと思うだろう。そしてまた、さらに財産を増やし、富を積み上げ、お金の力によって様々なことをしてみたいという欲望が湧き起こってくるのではないか。だから、彼の呼び掛けに従って「信託者」として生きようとする人は決して多くはならないのではないか。
 そんなふうに思う人も多いでしょう。
 しかし、そのような考えはまったく的外れだとガンディーは言うのです。
 そして・・・
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