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貧しい労働者の方が、裕福な人々よりも大いなる宝を持っている。 [2022年07月01日(Fri)]
(411)
 また、労働者階級の人々にも気付いてほしいのです。裕福な人たちよりも彼ら自身の方がずっと大いなる財産を所有しているのだということを。すなわち、彼らには働ける能力があるということです。
 ・・・
 


 経済的平等を実現するための方法についてのガンディーの意見の続きです。
 「裕福な人々は、自らの意志によって一般大衆と同じ生活水準にせよ(410)」と彼は言います。つまり、人々の間の生活水準の格差は是非とも解消されるべきだと彼は考えているのです。しかし、それは暴力的な強制によってではなく、彼ら自身の意志によって実行されなければならないというのが彼の主張なのです。
 そして、労働者階級の人々に対してもガンディーは上のように訴えます。つまり、彼らは決してお金がないから不幸なのではないのです。多くのお金が得られれば、それで幸せになれるわけでもないのです。
 「働ける能力」こそが、大いなる宝であると彼は言っています。お金は決してその中に価値を含んではいませんし、人々を幸福にする力も持ってはいません。ただ、市場において一定の価値あるものと交換できる(しかも、そのお金に社会的な信用が保たれている限りにおいてのみ)というものでしかありません。実際に価値を生み出す源泉となり得るのは(あるいは自然の恵みから人間の要求を満たす価値を引き出すことを可能にするのは)、お金ではなく人間の労働なのです。
 そして・・・
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