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知的労働者は、自分自身の利益は求めずもっぱら社会の利益だけのために働く。 [2022年05月20日(Fri)]
(370)
 理想的な社会状態では、医者や法律家やそれに類する知的労働者は、自分自身の利益は求めずもっぱら社会の利益だけのために働くようになるでしょう。
 ・・・

 
 
 「知的な労働は決して対価を求めてなされるべきではない(369)」と述べた後、ガンディーは上のように続けます。医者と法律家(弁護士)については、「ヒンド=スワラージ」の中でも特に強い批判の対象になっていましたね。
 弁護士については、「その職業は捨てなさい」と告げた上で、「自分の持っている知識をすべて人々のために役立てなさい(1115)」と言っていました。
 また、医者については、「手織り機を使って自ら布を織る生活を始めなさい」と勧めつつも、医療の仕事をやめよとは言いません。「患者がやって来たら、必要な助言をしなさい。しかし、西洋医学の薬を処方してはならない」と指示しています。(1120)
 いずれにしても、それは対価を求めない無償のボランティア活動でなければならないと彼は言うのです。
 そして・・・
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