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体が必要とするものを手に入れるためには、体を使って働かなければならない。 [2022年05月17日(Tue)]
(367)
 体が必要とするものは、体を使った労働によって満たされなければなりません。
 ・・・
 


 「すべての人は、自分自身の手を使って働くことによって自らのパンを得なければならない」という、「パンの労働」に関するガンディーの意見の続きです。
 「知的労働は、肉体労働の代わりにはならない(366)」と彼は断言します。その理由は、上で述べられているように、「衣食住その他の生活必需品は、各人の肉体が必要とするものである。だから、それらの必要はその人自身の肉体を使った労働によって満たされなければならない」ということです。
 もちろん、完全な個人単位の自給自足を求めているのではありませんし、協力や分業を一切認めていないわけでもありません。しかし、頭脳労働のみを自らの役割として肉体労働を免除されるということは認められないと彼は主張します。頭脳労働をする人も、少なくとも自分の食べ物を生産するだけの肉体労働はしなければならない(343)と言うのです。
 それは、一体どうしてかと言うと・・・
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