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真実と非暴力は、素朴な村の暮らしの中にしかない。 [2021年12月04日(Sat)]
(208)
 真実と非暴力がなかったら、そこで起こることは人間性の破壊のみでしょう。
 そして、我々が真実と非暴力の実在を認めることができるのは村における素朴な暮らしの中だけなのです。
 ・・・
                     


 「都市の中に平和はない(207)」という話の続きです。
 都市の中で平和的に暮らすことが不可能なのは、ガンディーによれば、「そこには真実と非暴力がない」からなのだそうです。そればかりか、「真実と非暴力がない所では人間性を破壊するようなことしか起こらない」とさえ彼は断言します。
 では、真実と非暴力は一体どこにあるのか? それは、村での暮らしの中にあるのだそうです。たとえ村に住んでいても、都会的な暮らしではいけないのです。素朴な生活、簡素な生活でなければなりません。簡素な生活というのは、決して貧しい暮らしではありません。物質的に見れば貧しい暮らしに見えるかもしれませんが、その内実はそうではないのです。
 このことは、(91)では、「質素なる生活、高遠なる思索」という言葉で語られていましたね。また、「簡素な生活」というのはソローの「ウォールデン」においても重要なキーワードでした。
 そして・・・
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