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彼らの支援者としてではなく、召し使いとして・・・。 [2021年11月17日(Wed)]
(191)
 唯一の方法は、村人たちの只中に入って行って、そこに身を置くことです。
 そして、確固とした信念を持ってそこでせっせと働くことです。決して彼らの支援者としてではありません。彼らの中でのゴミ漁り、彼らの身の回りの世話をする者、あるいは彼らの奴隷としてです。
 ・・・



 ガンディーは、これまでに何度も繰り返し、主としてインドの知識人層に向かって「村へ行って、村人たちと生活を共にせよ(177)」と呼び掛けてきました。
 しかし、決して「貧しい村を、豊かな都市から来た者が援助する」のではないと言うのです。「未開で無知な村人たちを、都市から来た知識人が啓蒙する、教化する」のでもないと言うのです。
 そうではなくて、村人たちの奴隷として、彼らに奉仕せよ。彼らに対して頭を垂れ、彼らに教えを乞い、彼らのやり方に従って、彼らと共に、彼らと同じ労働に精励せよ。
 と、このように言うのです。しかし、これを実際に行おうとする人はたちまち非常な困難に直面しなければならないでしょう。
 それは・・・
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