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ガンディー・チャルカ。 [2021年08月30日(Mon)]
(114)
 糸車というものは、それ自体が一つの価値ある機械です。
 この糸車に、インドの特殊事情に合うような私なりのささやかな改良を施そうと試みています。
 
                   (「ヤングインディア」1921年3月11日)


 
 「貧困をなくすための、すぐに実現可能な唯一の方法は、糸を手で紡ぐことです(113)とガンディーは断言します。
 そして、実際に自らも手回しの糸車で糸を紡ぎ、人々にも同様の実践を勧めました。ノーベル文学賞を受賞した詩人タゴールにさえも、「タゴールも紡ぐがいい。他の人々と同じように!」と言ったほどです。(72)
 彼は、手回し糸車(チャルカ)の普及を図り、さらには独自の改良を加えることまでしているそうです。この、ガンディーによって改良されたチャルカは「ガンディー・チャルカ」と呼ばれています。現代では、これをさらに改良したアンバーチャルカというものが主流になっているようですね。
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