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インドは、イギリスやロシアやイタリアやドイツの模倣をすべきではない。 [2021年05月15日(Sat)]
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 「政治的な独立」という言葉が意味するのは、果たしてどのような状態でしょうか?
 私の考えでは、インドにおいてイギリスの議会政治を模倣することではありません。もちろん、ロシアで行われているようなソビエトによる統治、あるいはイタリアのファシスト党やドイツのナチスによる統治などを模倣することでもありません。
 彼らは、それぞれに自らの国民性に合った政治制度を持っているのです。ですから、我々は我々の国民性に合った政治を目指さなければなりません。
 ・・・



 次は、インドの「政治的な独立」についてのガンディーの考えです。当時、インドはイギリスによる統治を受けていました。それで多くのインド人が、「インドも欧米諸国や日本のような国民国家を持ちたい」と熱望していたのです。
 しかし、「決してインドはイギリスのような国になろうとすべきではない」とガンディーは言うのです。(「ヒンド⁼スワラージ」(182)
 では、イギリス以外のどこかの国をモデルにすべきなのかと言うと、それも違うと述べています。ここではロシア(当時はソビエト連邦)とイタリアとドイツの名が挙がっていますが、日本やアメリカも手本になる国と見なされていないのは明らかです。日本に関しては、20世紀初頭の段階で、「日本はすっかり西洋化されて、もはや日本ではなくなってしまいました」(「ヒンド⁼スワラージ」」の(549)という評価を下していました。
 この文章が書かれたのは1937年、日中戦争が始まった年です。日本の同盟国であるイタリアやドイツのファシズム政権を否定していることから考えても、日本の軍国主義に対しては厳しい批判の目を向けていたのではないかと想像できます。もしかすると、当時の日本についての論評もそのうちに出て来るかもしれません。
 そして・・・
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