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  「わわわだいがくん」
第231回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(7)守護・地頭の設置 [2023年06月03日(Sat)]
 5月12日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●義経が嵐に遭ってほとんどの兵を失ってしまった頃・・・。
●頼朝の家来の北条時政が軍勢を率いて京都にやって来た。
●どうして頼朝追討の院宣を出したのか?と上皇に詰め寄る。
●義経に脅されて無理やりさせられたのだと言い訳する後白河上皇。
●立場の弱い上皇は、今度は義経追討の院宣を出す。
●さらに、義経を捕らえるために全国に守護・地頭を設置することを認めさせられる。

 そして・・・

                  (つづく)
糸紡ぎでなくてもいい。 [2023年06月02日(Fri)]
(741)
 私は今、糸紡ぎを例にして詳しく述べていますが、それは私のよく知っている手仕事が糸紡ぎだからです。
 もし私が大工だったら、私は大工仕事を通じてこれらすべてのことを子どもたちに教えるでしょう。もし、ボール紙作りの職人だったら、その仕事を通じて教えるでしょう。
 ・・・

 
          
 「ナイ・タリム(新しい教育)」についてのガンディーの話の続きです。
 「タクリは、彼らにとってのカーマデーヌ、すなわち豊かな牝牛になります(739)」と言って、彼はタクリ(インドの紡錘)を使った糸紡ぎを教育の中心に据えるべきだと主張しています。
 しかし、決して糸紡ぎにこだわっているわけではないようです。糸紡ぎでなくても、大工仕事でも、ボール紙作りでも、手仕事であれば何でも良いということでしょう。
 では、手工芸以外はどうなのか? 機械を使った生産活動については否定的な見解を示しているので、決して彼は容認しないでしょう。(141)
 農業は、どうでしょうか? (348)で彼は、「人間にとって理想の仕事は農業である」と言っているので、恐らく農業を通じた教育でも良いのではないか思います。
 そして・・・
しもかわ読書会5月例会の報告(2)要望書とは? [2023年06月02日(Fri)]
 「しもかわ読書会」5月例会の報告の続きです。
 
●行政に何か要望がある時、市民はどうすれば良いか?
●「要望書」を出せばいい。
●要望書の提出方法について、決まったルールはない。
●ただし、行政に対す拘束力は特にない。
●それでも、要望書の提出で事態が動き始めることもある。
●新聞の報道が重要かもしれない。

 ・・・

                     (つづく)
これを成し遂げるためであれば、死んでもいい。 [2023年06月01日(Thu)]
(740)
 あなたがたは3週間ここに滞在しています。
 もしも、ここでの経験をきっかけとして本気でこの教育法に取り組むことになるならば、あなたがたはここで有意義な時間を過ごしたということになるでしょう。すなわち、あなたがたが「自分は命を懸けてでも、必ずこれをやり遂げる」と考えるようになるならです。
 ・・・



 「ナイ・タリム(新しい教育)」についてのガンディーの話の続きです。
 手工芸を通じた教育の可能性について、彼は絶対的な自信を持っています。(739)
 さて、ここで突然、「あなたがたは3週間ここに滞在している」という言葉が出て来ました。恐らく、これはガンディーが研修施設のような所で参加者に対して話しているのではないかと思われます。
 いずれにしても、教育者に対しては非常に大きな期待が寄せられていることは間違いありません。まさに、命懸けの覚悟、意気込みで教育に取り組むことが求められているのです。
 それから、さらに続けて・・・
5月定例学問会の報告(9)AIと人間の融合。 [2023年06月01日(Thu)]
 5月の定例学問会の報告の続きです。
 
●AIに特定の人間の記憶や思考パターンを覚えさせることができたら・・・。
●AIは、その人の人格を受け継ぐことになるかもしれない。
●もし、脳死や植物状態の人がいたら・・・?
●お金持ちなら、AIと身体を融合させて生き続けることが可能かもしれない。
●本人と同じような会話をして・・・。
●本人の記憶や認識が受け継がれているとすれば・・・。

 それから・・・
                (つづく)
カーマデーヌ [2023年05月31日(Wed)]
(739)
 タクリは、彼らにとってのカーマデーヌ、すなわち豊かな牝牛になります。このやり方によって教えられる知識の可能性に限りはありません。限りがあるとすれば、それは仕事に注がれる精力が足りないから、あるいは仕事に対する信念が足りないからです。
 ・・・
 


 「ナイ・タリム(新しい教育)」についてのガンディーの話の続きです。
 タクリというのはインドの紡錘です。(736)「このタクリを使って実際に手仕事をしながら、子どもたちに様々な知識を教えよ」とガンディーは言うのです。
 カーマデーヌは、インド神話の聖なる牝牛神です。スラビーともいうそうです。生きとし生けるものすべての養育者であり、望みのものを何でも与えてくれるそうです。豊かに溢れ出る牛乳が、豊穣のシンボルと考えられたのでしょうね。
 さて、このように手工芸を通じた教育の素晴らしさを力説した後、ガンディーは・・・
5月定例学問会の報告(8)働かなくてもいいというのは、幸せなのか? [2023年05月31日(Wed)]
 5月定例学問会の報告の続きです。
 
●いろんな仕事がAIに置き換えられるとすれば・・・。
●人間のやるべき仕事は極めて限られることになるだろう。
●少数の働く人間と、圧倒的多数の仕事がない人間。
●働かなくても生きていける社会の仕組みができるとしても・・・。
●社会的な格差は大きくなるだろう。
●働かないで遊んで暮らすのは、果たして幸福なのか?

 それから・・・
                (つづく)
どうしてタクリの直径は決まっているのか? [2023年05月30日(Tue)]
(738)
 さらに、教師たちは次のような疑問を抱くに違いありません。
 「どうしてタクリの円盤はみんな同じ直径で、それ以上でもそれ以下でもないのだろう?」
 この問題をきちんと解決することができた時、そしてこのことを数学的に研究し始めるようになった時、彼らは優秀な技術者になるでしょう。
 ・・・


 
 「ナイ・タリム(新しい教育)」についてのガンディーの論説の続きです。
 「教育を志す者は、糸紡ぎの作業をしながら、様々なことを探究しなければならない。例えば、『どうしてタクリの円盤は真鍮製で、紡錘は鋼鉄製なのか?』と自問しなければならない。そして、タクリの材料が真鍮と鋼鉄であることには理由があるということを自らの考察によって悟らなければならない(737)」と彼は言います。
 さらに、「タクリの材質だけでなく、寸法にも決まりがあることに気付け。そして、『それにはどんな理由があるのか?』と自問し、数学を使って考察せよ」このように彼は要求するのです。
 つまり、「教師になろうとする者は、実際の生産的な営みに関連付けて科学的な法則や探求の方法を学びなさい」ということでしょうね。
 そして・・・
第231回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(6)以前は、何でもうまく行っていたのに。 [2023年05月30日(Tue)]
 5月12日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●頼朝追討の兵が集まらなかったので、義経は・・・。
●一旦西国に退いて、そこで勢力を挽回しようと考える。
●大阪湾から船に乗って西国に向かおうとする義経。
●悪天候をものともせず、西に向かって船出。
●前だったら、こういう時はいつも成功していたのに・・・。
●船は嵐に襲われ、ほとんどの兵を失ってしまった。

 そして・・・

                  (つづく)
タクリの材料が真鍮と鋼鉄であることには、理由がある。 [2023年05月29日(Mon)]
(737)
 もともと、タクリの円盤は様々な材料で作られていました。さらに原始的なタクリでは、円盤の材料は粘板岩または粘土であり、紡錘は木製でした。
 その後、現代に至るまでタクリは科学的に改良を重ねられてきました。実は、円盤が真鍮製で紡錘が鋼鉄製であることには理由があるのです。考察の結果、彼はきっとその理由に気付くことができるでしょう。
 ・・・
 
 

 「どうしてタクリの円盤は真鍮から、そして紡錘は鋼で出来ているのか?」という話(736)の続きです。
 粘板岩(slate)とは、泥岩が変成して薄くはがれるようになったもののことだそうです。要するに、初めは手に入りやすい材料から作られていたが、次第に最も適した材質のものが選択されるようになったということでしょうね。
 その理由というのは分かりませんが、恐らく真鍮と鋼鉄がそれぞれ円盤と紡錘の素材として優れた特性を持っているのだと思います。
 ちなみに、この理由を考察しているのは教師を志している人です。
 そして・・・
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