6/17講演「記憶の宝箱を開けてみよう~回想法の実践と演劇表現の可能性〜」杉山準、細見佳代 [2014年06月18日(Wed)]
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2014,6,17(火)13:30〜15:30 京都SKYシニア大学 会場:京都新聞文化ホール 会場は、60〜70名くらいのシニア世代でいっぱいでした。 前半・・・(NPO劇研 理事・事務局長)杉山準さんによる ・アトリエ劇研シニア劇団(京都2クラス、高槻2クラス)と左京西部いきいき市民活動センターでの活動紹介。 高齢者との交流プロジェクト「思い出のアルバム展示会」(いきセン)の紹介の中、 アルバム展示会の説明では、戦前、京都開拓団の一員として満洲に行かれ残留された、 後に永住帰国された方の 「壮絶な」人生の来歴が記されたアルバム本が紹介され、 会場の空気が少し変わった気がした。 ・北名古屋市の回想法センター(行政が行っている)での地域回想法の紹介。 後半・・・細見佳代さん(俳優・演出家。龍谷大学非常勤講師)による 1・アトリエ劇研付属シニア劇団星組の活動紹介。 第一回目の舞台と出演者インタビュー等の映像(KBSテレビ放映分)や シニア世代のパワーの理由(残された人生の時間への明確な意識,しがらみのない仲間の存在) や、メンバー同士のぶつかり合い(この年になってまで人に合わせなくない)と数年を経た他者理解や相手との適度な距離の取り方、 運命共同体(多くの苦労を共にしていく内に関係性が変わっていく、演劇の特質)についてなど。 2・北名古屋市回想法センターとイギリス回想法センターの紹介 回想劇「あの頃の思い出」(回想法シンポジウム2010)の映像 ・・・高齢者(いきいき隊)と小中学生大学生など50名が参加した舞台 (イギリスの回想法センターのバーニー氏が、「背景には子供をどう育てていくか」があると 講評の中で話していた。) 若い世代は、異世代交流の場面を作ることにより、はじめてシニアの時代を体感できる。 役を演じることが、異なる時代を生きる=交流する、ことになる。 3・シニア世代の表現活動 「高齢者の身体には宝物が詰まっている。演劇は宝箱を開けるための大きな力をもっており、 その宝が次世代に受け継がれていくよう、今後も工夫を続けていきたい」 見学・メモ(ごしま) |










