出雲WSレポート@「みる・きく・かかわる」 [2011年12月08日(Thu)]
体のコミュニケーションのワークショップ
「みる・きく・かかわる」−@ 〜コミュニケーションについて、自分のからだで感じたり考えてみたりしませんか?〜 2011,11,18(金) 出雲市社会福祉会館にて 対象:出雲市内の福祉施設職員など 主催:出雲市社会福祉協議会 ナビ:細見佳代・山田珠実 昼13:00−16:00、 夜18:00−21;00 (夜の部のレポート) 導入(18:00〜18:20) 細見・山田の 自己紹介 参加者それぞれに自己紹介 生まれた日、名前、チャームポイントひとつを言う 自身の身体に目を向ける(18:30〜19:05)(肩こり対策、腰痛予防) 腕の骨格の説明 筋膜の説明 肩甲骨周り筋膜を緩めるトリートメント トリートメントによる変化の確認 2人でペアになって相手の骨を探り、骨格触覚で理解する 大腰筋エクササイズ(腰もち歩き、椅子に座って足を動かす) パートナーに意識を向ける(19:05〜19:20) Aが目を瞑り、Bの手に触れる 触角で相手の手の見る。 その手の持ち主はどんな人物か想像する 2つの質問について想像する(好きな食べ物、何人兄弟の何番目か) Aが目を開け、答えを確認して、役割交代 終わったら意見交換 手触りの記憶(19:20〜19:45) 〜今まで触ってきた印象的な手触りを持つ物についての記憶を手繰る〜 細見、山田それぞれその場で簡単に絵を描き、 それぞれ絵の内容、ものにまつわる記憶を披露 画用紙に皆に描いてもらう 2人一組で、それぞれ相手に、描いた物について語る 輪になり全員で、それぞれの記憶、ストーリーを共有 <休憩> 音の記憶(19:55〜20:25) 〜かつて聞いた懐かしい音についての記憶を手繰る 山田の音の記憶について、場面を再現 少し離れて階段を下りる母の足取りの音を山田が表現) その場面が、どんな場面か、なんの、どんな音かを解説、記憶を語る それぞれ、記憶を手繰ってもらい、二人一組で相手に語る それぞれのグループが2人のどちらか(あるいは両方)の音の記憶について、 その場面を身体を使って再現 再現した後、何の音か解説 <小休止> これまでの活動、事例をプロジェクターで紹介(20:25〜20:55) ディサービス〜(音の記憶、手触りの記憶) わたしの道〜WS編、<みる・きく・かかわる> わたしの道〜記憶の場所編、<大山崎とわたし> わたしの道〜人生のアルバム編、<大山崎円明寺会館> 金茶会(物の記憶)、<大山崎町、おもあいでの茶会> 金茶会〜出前編、<大山崎> ざっと写真を映しながら、内容を解説 質問の受付、できる範囲での回答 振り返り(20:55〜20:10) それぞれの参加者がWSを体験して感じたこと等コメントしてもらい共有 〈ナビゲーター二人の感想〉 はじめから参加者に「吸収しよう!」という意欲がすごく感じられた。 課長さんが「楽しんで参加して下さい」と皆に言ってくれていたのがよかった。 名札付けの時、「ポニョ」とか、自ら楽しもうと言う乗りがあった 関節の説明では、「おーー!へーーー!」とか 「考えもしなかった」という反応とか、様々に大きなリアクションがあった。 真剣にやるからボディーワークもやったあとはすごく変化があった 実感のもとに動くことが出来たのではないかと思う。 筋膜の説明(筋膜をゆるめる理由)など、解剖学的な理解が出来た上でなので 自分の体の変化への気づきが大きかったようだ。 「概念理解」がベースにあったので、学ぶ感覚や姿勢がラストまで持続した。 そういう雰囲気の場になっていた。 最後まで、そういうコンセプトに対するセンスを感じた。 絵を描いた時などは、工夫してかいておられた。 クローズアップとか、すもうの構図とか工夫していたし、 クイズを当てようと言う雰囲気だった。 場面発表など音を立てる時、素材を探していたり工夫があった。 頭も体も同時に使って吸収しようとした。 最後の事例紹介も自らの体験のあとで紹介が出来たので、 人と向き合う、根本的なことをそれぞれが考えてくれたという印象がある。 「五感を開いて記憶をたどる」それを体験してくれたし、 持ち帰ってもらえたのではないか、と思う。 今回の研修会は、介護のうわべの技術を習うのではなく、 コミュニケーションの根本をやるのだということが、 参加者にはじめから理解されていたと感じた。 事前に、そういうことが主催者側から伝わっていたと思いました。 みなさんに暖かく、ゆったりと迎えられ、 出雲はお年寄りが大事にされている土地ではないか・・・ と感じた。 ![]() ![]() 写真提供:出雲市社協 出雲市社協の皆さま、参加者の皆さま ありがとうございました! また、よろしくお願いいたします。 |