糸紡ぎワークショップ後半!午前中に、それぞれコマ作りをして
そのコマを使って、試しにパキスタン綿を紡いでみました。
初めての方がほとんどだったのでみなさん苦戦していましたが
そのままにしておいたら、ご飯も食べずに夢中になって紡ぎそうな勢い…
なので「そろそろお昼ですよ〜」と声をかけ
囲炉裏の周りに集合してもらいました
囲炉裏ではすいとんの汁がかけられ、
炭火でいも串(サトイモ)をあぶって、スタッフが待っていました!
薪ストーブの上では2日前についた
青大豆入りの豆餅を焙烙にのせてあぶって、いい頃合いです
左側にあるのは茶釜、ではなく湯釜
すべておススメメニューなのですが
このいも串がんまいー!のです。
自家製の柚子味噌たれをつけてアツアツをいただくと
外はあぶってパリッと香ばしく、中は蒸かしてあるのでとろ〜り
みなさん笑顔
午前中は真剣に集中したので、食事で少しほぐしてくださいね〜
そしてゆっくり休憩をとったら
いよいよ午後は本格的に糸紡ぎをしていきますよ!
和綿もみなさんに少しずつ紡いでいただこうと思い、用意しておきました。
自分で綿くりをして、綿打ちもやってもらいます。
綿くり、はブログをご覧のみなさんはもうご存知ですよね?
綿と種を分ける工程ですね。
綿打ちは、ふとん屋さんでよく聞きますよね?
打ち直す、とか。
綿打ちの弓を使って、綿の繊維をほぐしていくのです。
少量であれば、そうすることによって
だいたいの繊維の方向もそろって紡ぎやすくなるんです。
綿打ちをする新田先生
竹に張った玄の部分をビンビンと弾いて綿が逃げないように
振動を与えていくとモコモコしていた綿が
あら不思議!ふわふわふわ〜にほぐれてきます
この後、カードかけというクシのようなものを使って
繊維をきれいにする工程もあるのですが
今回はこのまま、綿打ちした綿を四角形になるよう広げて
丸い棒を使ってくるくると巻いたら、シノが完成です
先生のお手本を見た後は、
各自、自分のペースでやってみます。
綿くり、綿打ち、糸紡ぎ、先生への質問…
うまくローテーションしながら
どんどん没頭していきます。
普段から糸紡ぎをやっている参加者の方もいたので
その方々にも少し先生になってもらって^^
パキスタン綿、ペルー綿、和綿の3種を用意して
それぞれ実際に紡いでみて、繊維の長さの違いや
質感の違いを体感してもらいました。
やはりペルー綿は繊維が長いので、とても紡ぎやすいですね!
↑私が紡いだペルー綿。ちょっと切れかかっていますが
みなさんはいかがでしたか?
時間が経つにつれて、少しずつ糸になり始めてきた模様。
糸になっているように見えても、すぐに切れてしまって
撚りがうまくかかっていなかったり…
糸を丈夫にしようと撚りを少し強くしてみたら
スネイル(糸に撚りがかかりすぎてネジネジになる)ができたり…
織物や編物に使えるような糸が作れる日がくるのか…!?
練習すればきっとくる!
最初からうまくできる人はいません!
あっという間に終わりの時間になり、
まだまだ紡いでいたい気持ちもありましたが
和綿、ペルー綿のシノとマイコマを持ちかえっていただき
お家でぜひ練習していただきたいと思います
今日つかんだ感覚忘れないでくださいね〜!(自分も)
うまくなったら、ぜひ写真を撮って送ってください^^
お待ちしてますよ〜
また、ぜひ糸紡ぎワークショップやりたいと思います!
和綿の種まき、畑の手入れ、収穫まで体験してくださっている
参加者もいて、一緒に糸紡ぎまでできて
本当に本当にうれしいです。
そして糸紡ぎが終わって、帰る前に
囲炉裏の湯釜でわかしたお湯を使って煎茶を入れました。
2日前にふかしておいたさつま芋をおやつに
(蒸かしたてより、時間を置いた方が味が熟成されてとってもとってもおいしくなる)
ゆっくり休んでから今日は解散。。。
衣食住、という言葉の一番最初に来る
人間が生まれて来て、まず最初に一番大切な「衣」が
土から育ち、たくさんの工程を経て、こういう風に糸になって
そこからはじめて、私たちが身につけている衣になるということを
私自身も改めて体感することができました。
もっともっと、たくさんの方に
しあわせのコットンボールに参加していただけると嬉しいです^^
ご参加いただいた皆様、講師の新田先生、ありがとうございました!
次回のわくわくクラブ(2/14)も参加者募集開始しました!
和綿の栽培から糸紡ぎ、織り、染めについて
新田さんがまとめられた「手づくり暮らし」というムック本が別冊宝島から出ています!
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保存版で参考になる一冊ですよ〜!
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