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2022年08月29日(Mon)

米国の寄付金控除H
米国の寄付金控除について見ていきます。

参考にするのは、IRS(米国の国税庁)から出ている、下記の書類(Charitable
Contributions」です。

https://www.irs.gov/pub/irs-pdf/p526.pdf

重要そうな部分を選んでみていくことにします。

今日は、物品寄付 Contributions of Propertyのうち、経常利益財産(短期キャピタルゲイン資産)について見ていきます。


経常利益財産

次のような場合、その財産は経常利益財産となります。
公正な価格で売却した場合、経常利益を認識した場合、その財産は経常利益財産又は短期キャピタルゲイン資産になります」

経常利益財産の例としては、棚卸資産、寄贈者が作成した美術品、寄贈者が作成した原稿、1年以下保有する資本財、1年以下しか保有していない資本性資産です。

控除できる金額
一般的に、このルールでは、控除額はその財産の取得価額に制限されます。

例 5ヶ月間保有していた株式を教会に寄付しました。寄付した日の株式の公正市場価値
は$1,000ですが、あなたは$800しか支払っていません。
200ドルの評価額は、株式を売却した場合の短期キャピタルゲインとなるため、控除額は800ドル(時価から評価額を差し引いた額)に制限されます。


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