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職員講習会 [2018年06月27日(Wed)]
6月26日(火)
厚生協会職員の研修会が開かれました。
今回の研修会は社会福祉法人南富良野大乗会特別養護老人ホーム一味園より、伊東施設長以下3名の方を講師としてお招きし、水害の経験と反省、取組みなどをご講話いただきました。
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水害とは…忘れもしません、一昨年の台風10号のことです。新得町も多大な被害を被りました。厚生協会施設も大変な思いをしましたが、一味園の被害と取り巻く状況は想像を超える大変さ、恐怖と不安だったようです。

利用者さんの8割が認知症を患っている中での避難誘導。施設内に迫りくる汚泥(その時は床上15cmほどだが、後に外では1mを超えた)。
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夜中の1時半過ぎに救助非難誘導を始め、無傷で無事に避難誘導完了したのが2時半過ぎ。その時点で職員は疲労困憊なのに、そのまま介助や水の確保、安否確認など休まる暇は無く、利用者さんも状況が呑み込めず不安な中で小上がりやテーブルの上で過ごす状況。しかも職員39名中16名が施設に来ることができず、ヘリで救助された方もいたとの事。
ちなみに咄嗟の時の判断ができず思考停止状態の方もいらしたそうで、その方は避難時に保険証となぜか箱ティッシュを持って逃げたそう。いかに慌てていたかわかりますね。

被災後は施設を閉園。
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その後も避難所では介助の困難さが際立ったようで、排泄や食事、医療に大量の問題が発生。今後の備蓄や避難時の持ち物・行動を変えていく必要性を感じた様。被災後に重要性を感じたものは様々多岐に亘るそうですが、身に染みたのが情報の大切さ、情報共有の大事さと難しさだそうです。普段から地域で情報のやり取りができていないと被災時にできるはずがないとは耳の痛いお言葉です。
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現在は災害マニュアルを作成し、水害想定の避難訓練を実施しているそうです。いかに利用者さんに安心して落ち着いて暮らすことができるかを考えて支援されている、一味園スタッフの皆さんには頭が下がります。果たして自分たちが同じ状況になった時、適切な行動がとれるか甚だ疑問です…。組織としての準備はもちろんのこと、個々人の認識も改める必要があるのかもしれませんね。それほど強烈な、甚大な被害のご講話でした。
辻澤施設長、ご講話ありがとうございました。また職員の皆さん、業務終了後お疲れの中、ご参加お疲れ様でした。

なお、現在のご様子で100歳の利用者さんがビールを飲み、96歳の利用者さんがフキ採りをされているスライドを拝見させていただきました。ご長寿の利用者さんがまた一味園で元気に生活されている姿は講話を伺っただけの私でも灌漑深いものがありました。
Posted by わかふじ寮 at 14:08
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