中越地震5周年学生シンポジウム [2009年12月03日(Thu)]
皆さん,お久しぶりです.今回の活動は,いつもと少し毛色の違うものですが11月28日(土)に新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」で行われた
中越地震5周年学生シンポジウム 「地域への思いを紡ぐ ‐被災地域との関わりからわたしたちができること‐」 に参加したときのことを報告します.なお,参加者は,武澤,五十嵐(敬称略)と報告者の鎌田の3名でした. まず,このシンポジウムというのは,(以下プログラム内の趣旨より抜粋) -------------------------------------------------------------------------------------- 中越地震の復興においては、新潟県内各大学の学生団体などが集落の活動へ関わっています。被災集落と学生が一緒になった活動から、学生は大学内では得られない新たな気づきや学びを、集落住民は若者による新たな刺激を受けているといわれています。今回は能登半島地震の被災地など新潟県外の大学も含めて集落支援、震災復興に取り組んでいる学生団体が 互いを知り、親睦を深めると共に、それぞれの取り組みや感動したこと、悩みなどを知ることにより、今後の活動にむけたアイデアやヒントを得る機会になればと考えています。 -------------------------------------------------------------------------------------- ということであり,新潟大学災害復興科学センターと新潟大学サークル「越後∞(えちごや)」,主催の下,金沢大学サークル「灯」,新潟大学サークル「ボラんち」,そして私たち長岡技術科学大学サークル「VOLT of NUTS」(以降ボルナツ)が参加して,各団体の活動内容および設立のきっかけ,集落や活動に対しての思いを紹介し,今後の活動に向けた情報交流を行うというものでした. 第一部では,団体の活動紹介ということもあり現代表である五十嵐がボルナツの紹介を行いました.まあ,活動内容,設立のきっかけはブログを見返してもらえばわかりますが,それらに加え,代表なりの「災害復興ボランティア」という意味,これからの「ボルナツ」のあり方について紹介しました. ![]() 活動紹介中 アイスブレイクを挟んで第二部となるグループディスカッション「被災地域との関わりからわたしたちができること」では,3班に分かれてそれぞれの司会の進行の下,各人の考えを言い合いました.自分がいた2班では,主に情報を広く共有できるようになればという意見にまとまったと思います.活動をするにしても,ボランティアの需要を知るためにも,活動をしたいと思う人へのコーディネートとしてもそのような場や手段を作ることができれば素晴らしいのではないでしょうか. また,ディスカッションでは,他団体から「自分たちは,人に喜んでもらうということもあるが,自分たちが楽しかったり,経験として得難いものであるから活動をしている.」,「活動はボランティアとして括るしかないがそんな高尚な言葉を背負って活動しているわけではない.」といったことで共感したり,傍聴者として参加していた集落の方の活動をする上で知っておいて欲しいということで話していただいた「被災者の気持ち」にハッとさせられたりととても価値のある時間を過ごせたと思います. ![]() グループディスカッション中1 ![]() グループディスカッション中2 学生シンポジウムという意見交流の場で”現場での活動には定評のあるボルナツ”(自称)の一員である自分がうまくなじめるか最初は,不安なところもありましたが,ボランティアサークルとして共感できる部分が多いということがとても親しみやすいことにつながったと思います. また,少し宣伝にもなりますが12月13日(日)の10:00〜正午に長岡市民センターの国際交流センター,「地球広場」で今回のシンポジウムと似た交流会を主催者側として行うため,そちらのお手本として見るにしてもとてもためになった活動でした. 最後が宣伝となり,申し訳ありませんがシンポジウムを主催した団体の皆様に楽しくそして有意義な時間を過ごせたことの感謝で報告を締めようと思います.本当にありがとうございました. |