久しぶりの,本当に久しぶりの宮城県石巻市での活動です。
参加者は報告者の鎌田と渋江で7/2(土)と7/3(日)に活動してきました。
報告の前に一つ。
今回の活動には,東日本大震災ボランティアネットワーク 「にこにこ団」の方々の車に同乗させてもらう形で活動に行きました。
石巻での活動に誘ってくれたことそして無事に活動ができたことに改めて感謝します。
特に今回の活動においてお世話になった“たつお”さん,“ゆか”さん,そして一緒に活動した“たけうち”さん,本当にありがとうございました。
〜それではここから報告〜
7/2(土)
この日は南境のボランティア支援ベースでのミーティングを終えた後,牡鹿半島の小網倉浜という場所で活動しました。
活動内容としては,コンクリートを削る,消毒液の散布,タルと呼ばれるブイの回収が主なものでした。
ただし,内容を列挙するは容易く実際はなかなかきつい。
この日は晴れであったので作業着を汗まみれにしながら,大量のハエと臭いをバックに漁具の塊を相手にするのはなかなか心身ともに来るものがありました。
---------------------少しだけ,この活動の背景部分を説明します---------------------
今回,相手にした漁具はサルベージ船によって引き揚げられたもので,外部はともかく内部,底部にはまだ腐った魚介類があり,それがハエ,ウジ,悪臭の原因となっている。
重機などで全て処分しないのは,現在漁具など入手が困難であり,金銭的にも使えるものは使いたいため,これより,人力しかも多人数の力が必要となる。
消毒液については,震災によって日本全体の信用が低下したため海外との商談が打ち切られたものを提供してもらっている。
効能については悪臭が抑えられたと好評であるため今後,地方自治体に働き掛けることで利益を考えるだけでなく,現地の雇用につなげられないかと模索中である。
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活動自体は,15:00頃に終わりました。というのも,地盤沈下によって活動場所にまで潮が上がってくるせいなのですが。奇しくもこの日は大潮・・・。
活動後は“ささき”さん夫妻のお宅におじゃまさせていただきました。
ご飯も遠慮なくいただき,釜炊きのお風呂も使わせてもらい,本当に申し訳ない。
ただ,この飛び入り参加で最も重要だった事柄は,ここで話し合ったことだと思います。
実際に何ができるかというには何が求められているか,何を思っているのかがわかってこそだと強く感じた一日でした。
おまけ