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長岡技術科学大学 ボランティアチーム VOLT of NUTSさんの画像
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Don't forget 23.10.2004 [2009年10月24日(Sat)]
10月23日,今回の活動報告は,ボランティア活動ではありませんがとても重要な活動でした.
というのもこの日がボルナツの発足した動機である新潟県中越地震の発生した日から5年目となる日であり,地震による脅威とこれまでの復興の足取りを認識するために被災した地域の各所を巡るというものでした.参加者は,新木,西野,藤原,五十嵐(敬称略)そして報告者の鎌田です.

 まず,訪れたのは妙見町の道路崩落現場です.この場所は,当時長岡市妙見町・旧17号線の土砂崩れによって行方不明になっていた新潟県小出町の主婦皆川貴子さん(39),長女の真優さん(3)ら母子3人のうち,長男の優太君(2)が東京消防庁のハイバーレスキュー隊や緊急消防援助隊の長野隊,山梨隊,新潟隊,警察の広域緊急援助隊,土木研究所員,自衛隊医官など多くの人たちの協力によって救出された所です.
 現在でこそ新しい道があり,夜中でも明りの灯る状態となっていますが寒さを感じ始めるこの季節に道路のない不安定な中での救出作業は想像を絶するほどの過酷なものであったと思います.

 次に訪れたのは,山古志支所でした.ここでは,追悼式が行われていたらしく,夜に伺ったこともあり,後片付けを行っていました.また,震災当時の被災現場から復興の道のり,そして現在に至るまでの写真が展示されており,特に自然にできたダムに飲み込まれている家には,強大な力による驚きと虚しさを感じました.また,実際に行ってみて今でも大きな傷跡として残っているのだと実感しました.

橋の上より


水が流れており屋根のみ見える状態


 そして,最後に訪れたのは塩谷の慰霊碑です.慰霊碑にある観音像には,3人の幼児の姿があり,それぞれ地震で亡くなった,当時東山小学校6年生だった星野一輝君と星野和美さん,5年生だった星野有希君を祀っているものでした.過疎などの問題により,人口が減っている村や町では,現代,希薄となっているといわれるつながりや絆というものが逆に強くなるものです.その中でも,家の宝とも言える子どもは,村の宝,町の宝,地域の宝といっても過言ではありません.そのため,献花や蝋燭のあと,そして3分されたお菓子などの追悼の品より今日一日で何人もの人がこの碑の前で手を合わせたのだろうと思いました.

 最後にここまでに書いてきましたが自身,新潟の方に来たのは今年になってからであり,新潟県中越地震を経験したことはなく復興に関する活動もほとんど行っていません.そして以前に仮設住宅の撤去による引越しの手伝いという活動があったこともあり,これからの活動も地域の復興に関するものはなくなっていくでしょう.
そのため,今は活動動機という意味でボルナツの活動方針を考えなければいけない時期なのだと思います.しかし,この先,ボルナツの活動方針を地域活性に移すことや,海外交流に着目することがあってもこれまで行ってきたボルナツの歴史や原点,そして新潟県中越地震とのつながりだけは,後の代へも必ず伝えていかなければならないと思った活動でした.
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コメント
お久しぶりです.
実務訓練のなかコメントありがとうございます.
できるだけ鮮度の落ちないうちに活動報告しようと心がけているのですが
なかなか難しいものがあります・・・
それでも,こうやってコメントしていただけるのはやりがいをを感じられます.

実務が大変だと思いますがときどき見て「更新してねーぞ」でも
「活動してんのか」でも気軽に連絡してください(笑)
Posted by: 鎌田  at 2009年10月31日(Sat) 23:19

お久しぶりです.
そして日誌の更新お疲れ様です.
今までの記事はもちろん,今はテスト期間で大変だろうに。。。
本当にありがとう!

去年と比べ,アップも早いし非の打ち所がありません!(笑)
これからもメンバーと協力しながら続けてもらえれれば嬉しいです.
Posted by: 谷地  at 2009年10月28日(Wed) 00:34