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3年に1度の「大地の芸術祭」開催中 [2012年08月02日(Thu)]
昼過ぎ、東京メトロ・日比谷線に乗車していたら、向こう側の座席に座っていた若い女性がこっくりこっくりと眠りかけています。読みかけのリーフレットを膝の上に載せたまま。「大地の芸術祭」と書いてあるのでちょっとびっくり。ああ、そうかこの前行ってから、もう3年になるのか。ふだんは過疎地の山間の山村なのに、若い女性がたくさん来ていたのを思い出しました。

「大地の芸術祭」は、新潟県の十日町市と津南町で3年に1度開かれる芸術のイベントで、里地・里山全部を美術館に仕立ててしまうという趣向です。棚田のあぜ道、農家の庭先、道路、廃校、いたるところに「芸術作品」が並べられています。鑑賞しながら、ゆっくり歩くのも良し、お目当てのアーティストの作品を求めて、会場から会場へとはしごするのも良し、その人にあった楽しみ方ができるのも魅力です。とは言え、あまりに広い会場をまわりきるには1日や2日ではとうてい無理。せっかく観に行くのですから、ゆったりとした時間を過ごしたいですしね。

今年は、一番下の娘の受験などがあるので、行くのは無理かもしれません。ちょっと残念です。





先住民とCSR [2012年08月02日(Thu)]
Rio+20では「グリーン・エコノミー」が大きなトピックスとして取り上げられましたが、成果文書『われわれが求める未来』の中には具体的な目標などが盛り込むことはできませんでした。先進国と新興国との間の合意が難しかったということのようです。

あまり報道されていませんが、南米で先住民が生きる場である森林が奪われている問題があります。「経済のグリーン化」の裏で、先住民の人権が脅かされています。このような問題も含めての「持続可能な開発」でなければならないのですが、日本では先住民の権利が議論になることはほとんどありません。

昨日、8月1日に森づくり・木づかい関係の会議に出たとき、速水林業の代表で、日本林業経営者協会会長でもある速水亨氏が、三井物産の社有林に言及していました。北海道にある森林の一部をアイヌ民族の文化保護林としてアイヌ協会平取支部と協定を結んだのだそうです。正面切って人権に踏み込んでいるわけではありませんが、先住民の視点を入れた日本でも画期的な事例なのだそうです。なるほど、と思い聞いていました。もともと、アイヌ民族が使っていた森林を占有し、伐採したときは「犯罪」としてしまったわけですから、今からでもきちんと問題に向き合う姿勢を打ち出したことは大いに評価したいとの言葉を、うなずきながら聴いていました。
丸の内タニタ食堂でランチ [2012年08月01日(Wed)]
今日から8月。7月後半は夏ばてと企画書書きに追われて、ブログが全く更新できませんでした。
「オリンピック観戦」でサボっていたわけではありません(きっぱり)。書きたいことが無かったのでなく、書きたいことはたくさんあるのだけれど、ブログを書くような元気が無かったのです。横浜市の「市民協働条例」のラウンドテーブル(7月30日)も行きたかったけど、行けませんでした。残念。最近「協働」が再びマイブームになっています。

そうそう。今日のお昼は丸の内タニタ食堂に行って来ました。ふだん、お昼は愛妻弁当なのですが、今日は一緒に仕事をさせていただいている企業の方のお誘いで、外食です。

「タニタ食堂」が健康指向の人の間で話題になっていることは知っていましたが、行ってみようとは思っていませんでした。その人気のすごいことにびっくり。入るにはまず、整理券を手に入れなければなりません。朝から配り始めて、もらえる整理券は1人2枚限定。指定された時間に行ってさらに並びます。まるでディズニーランドのアトラクションの整理券。

メニューは2種類。日替わり定食(800円)と週替わり定食(900円)。2種類の副菜とスープは共通で、メインディッシュが違うだけです。8月1日は、日替わりが豚肉のパン粉焼き、週替わりが温野菜と鶏肉のラタトゥユ風。副菜は、ブロッコリーのかにあんかけ、・三つ葉とほうれん草の和え物、そして千切り野菜のホットスープ。約450kcalだそうです。私は、野菜たっぷりの週替わり定食にしました。塩分量は日替わりが3.8gとありました。週替わりは覚えていません。あまり気にしてないから(笑)。

でも、味が薄いとは思いませんでした。わが家の規格からすれば「しっかり味付けした」感じです。で、おいしいです。それから「たっぷり食べた感じ」がします。ラタトゥユ風の野菜はあまり加熱されていないので、ニンジンは歯ごたえがあり、ナスは芯が生。野菜本来の味で食べさせるというのと、加熱することで失われる栄養分を押さえる、それから良くかむことで満腹感が得られる、などの効果があるからなのでしょう。ご飯は香りが良く、おいしかったです。スタミナたっぷり補充のために、肉や油脂をガッツリ食べたい人には物足りないかもしれませんが「ヘルシー」をつきつめるとこういう料理になるのかと納得できます。

いくら流行っているとは言え、皇居の真ん前の立地なのに、お昼しか営業していない食堂で採算が取れているのだろうか? と、いらぬ心配をしてしまいますが、健康でシンプルな食生活をおくりたい方は一度行って損は無いと請け合えます。健康チェックをしてもらえる特別室まで用意してありました。