マージャンのプレ・モダンとは何か? [2012年07月18日(Wed)]
最近、電車の中で「何かを読みながら眠っている」人が何を読んでいるかを観察しているという記事を書きました。「通勤の電車の風景:眠りながら書を読む人々 」を参照。
最近は、あまりそういう人を見かけないのは、熱心に探さないからかもしれませんが、運もあるのでしょう。今夜も隣の男性は週刊のコミックに熱中していて、眠りそうにありません。でも、もしかすると、どこかで眠りこけないとも限らないので雑誌の名前だけでも確認しておこうと思い、ちらりと覗いてびっくり仰天。『近代麻雀』とあるではないですか。麻雀はほとんどやったことがないので、こういう雑誌があることさえ知りませんでした。それにしても「近代の麻雀」とは一体いかなるものでしょうか。「近代麻雀」があるからには「脱近代麻雀」とか「プレモダン・麻雀」などもあるのでしょうか。近代化以前の麻雀と近代化された麻雀はどこが違うのでしょうか? 家に帰ってweb検索をかけても答えは見つかりません。 さらに驚いたのは、そのマンガ誌の作品の大胆なコマ割。1ページ3コマとか4コマは当たり前。1ページ1コマもざらにあります。しかも、アップに次ぐアップ映像。人の顔だけでなく「麻雀牌」のドアップ描写がこれでもかと続きます。手を抜くための手法なのかと思いましたが、あれだけ緻密に麻雀牌を描くのは相当な労力がいるはず。アシスタントにまかせれば良いのかもしれませんが、そこだけはものすごく手間暇がかかっているようです。 今、将棋のマンガにはまっているのですが、将棋のコマを一つひとつ描くのはずいぶん苦労するのではないかと観ていました。切り貼りなのかもしれませんが、20枚を切り貼りするのもたいへんですよね。芋版みたいなものでも作るのかな、などとしょうもないことを考えていたら、いつの間にか降りる駅に着いていましたとさ。 |