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福島県いわき市にドングリの苗が里帰り [2014年06月15日(Sun)]
東日本大震災で被害を受けた、岩手・宮城・福島の3県の森や緑を再生する「プロジェクトD」は、3県で拾ったドングリを、日本全国の「里親」が育て、育った苗木を、もとあった県に戻します。福島県いわき市で森を育て・森に親しむ活動をしている、「いわきの森に親しむ会」からドングリが拾える場所を教えていただき、2011年11月19日、震災の爪痕の残る福島県いわき市を訪ねました。

拾ったどんぐりを育ててくれたのは横浜市の小学生。3年間、大切に育てたドングリが大きく育ちました。
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6月9日、2トントラックを借りて横浜からいわき市の樹木医の方のお宅まで運びました。苗木はここで植樹できるように手入れをほどこされます。子どもたちは、大切に育てたドングリの苗とお別れするのが少しさびしそうでした。
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2014年6月15日。心配していた雨もあがり、青空のいわき市久ノ浜海岸に横浜市から5人の小学生と2人の先生が来て、地元の方々と一緒に苗木を植えました。
時間が限られていたので、15日に植えたのは51本のうち5本だけ。あとは、福島県いわき建設事務所の方が植えてくださいます。
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地元の方々と一緒に苗木を植えた子どもたちは「また、ここに来たい」「大きく育ってほしい」と言っていました。
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今回植樹したのはウバメガシ。暖かい地方に多いドングリなので、もともといわき市に自生していたものではないかもしれませんが、海岸部に植えられることも多い木です。いわき建設事務所は、この木が防災緑地でうまく根付くかどうかの実験をするのだそうです。
うまく育ち、いっしょに植樹を続けさせていただきたいと思っています。
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