夏休みに、貝殻など調べてみませんか? [2012年05月25日(Fri)]
2012年5月24日、日本自然保護協会の方が私の事務所を訪ねていらっしゃいました。
歩いていけるくらいしか離れていなかったのですね。知らなかった。 打合せの用件は、協会さんの事業「自然しらべ2012」について。この事業は、うちの団体が事務局をつとめる「東京ガス環境おうえん基金」の助成対象でもあります。 1995年から毎年、テーマを決めて全国からデータの提供を募ります。生物多様性を感じ・知る機会を作るとともに「地域の自然を大切に思う気持ちを育む」ことを目的として実施しています。2011は「チョウの分布 今・昔」でした。13種のチョウの観察記録を全国から募り、延べ参加人数は10,517人、集まったデータは4,256件(重複等を除いた有効データ)にものぼりました。今まで記録の無かった外来種が記録されたり、アオスジアゲハが秋田県で定着している様子がうかがわれたりといろいろなことがわかったそうです。 2012はテーマが「貝」。夏休みに海辺に行って貝殻を拾っていただき、データを集計します。データ集めに、こどもエコクラブがどのようにご協力できるかを考えるのが今日の打合せのミッション。面白い調査なので、こちらもできるだけのご協力をさせていただくことになりました。 詳しいことが決まり次第、こどもエコクラブのホームページなどでもご案内させていただきます。今年の夏は、海辺で貝殻を拾いましょう。大人も大歓迎です。 写真は、最近急速に分布を広げているツマグロヒョウモンです。「最近、見かけないきれいなチョウがいるな」と思ったら、これかもしれません。温暖化の影響もあるかもしれませんが、パンジーやビオラを育てる人が増えていることと関係しているのではないか、とも言われています(写真は、日本自然保護協会のwebから)。 |