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グリーンチャレンジデイ@御苑2017で福島産のお米が大好評 [2017年10月03日(Tue)]
9月30日(土)〜10月1日(日)の2日間、新宿御苑の一角で「GTFグリーンチャレンジデー2017」が開催されました。私はESDを紹介するブースのお手伝いで参加して来ました。その報告はまた別の機会にすることとして、今日はESDのブースの真ん前で福島産のお米をPRするブースのご紹介。ESDブースも集客では大健闘しましたが、福島のお米のブースは終日途切れることなく行列ができていました。
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「お米を米びつから、手の感触で300グラムすくい取り、計量して300グラムぴったりだったらお米が3キロもらえる」というゲームでした。福島産のお米が欲しいので、みなさん行列を作っていたのです。福島の農作物の風評被害は、まだ厳しいかと思いますが、ここにはそんなことを気にする人はいないようです。
第3期教育振興基本計画のパブコメ募集中(10/2〜10/31) [2017年10月03日(Tue)]
中央環境審議会では「第3期教育振興基本計画」の策定に向けて議論が進んでいます。今年度中の閣議決定を目指して、今、これまでの審議経過に対するパブリックコメントを実施中です。
詳しくは文部科学省のウェブサイトをご覧ください。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/10/1396827.htm
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このパブコメの後、次期の教育振興基本計画の骨子がほぼ決まります。最終版に対するパブコメがあると思いますが、項目立てなどはこの機会でないと意見表明できません。締切は10月31日。ESDや環境教育についての記述が弱いような気がしています。気になる方は意見を提出しましょう。
月間予定表 [2017年10月03日(Tue)]
川村研治の予定表です。できる限り最新のデータを掲載しますが追いつかないときはごめんなさい。
また、体調がまだ思わしくないので、予定が急に変わることがあります。ご理解をお願いいたします。


ESDに必要な「批判的思考(クリティカルシンキング)」と「非難」の違い [2014年06月27日(Fri)]
「批判」と「非難」は全く違う。
「非難」は糾弾が目的だが、「批判」は相手の良いところを認め、悪いところを指摘して改善を求め、価値観や行動の変容を促す。
今日はうちの職場に「非難」のメールが舞い込んでいる。全て匿名。
ことの次第は、こういうことだ。
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うちの職場は「子どものエコ活動」を投稿するホームページを運営している。日本全国の子どもたちの環境教育のデータベースのようなものだ。
1年くらい前「この投稿は法律に違反する活動を紹介している。投稿を削除せよ」というメールが届いた。調べてみると、確かに法に抵触する。しかし、その活動は既に終了していて責任者に連絡がとれない。一方的に事務局が削除したら、この活動による学びを完全に否定することになる。
いろいろと考えた末の結論はこうだ。
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・投稿者が特定できないようにするが、投稿は残す。
・事務局から、その活動に対するコメントを付ける。
・コメントは「自分たちで調べながら、工夫して活動していること」を認めた上で「健康や環境に悪い影響があること」「法律で禁止されていること」を説明し、他の方法で目的を達成するよう助言するという内容だ。
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同様の活動を考えて、ウェブ検索でこの投稿に行き着いた人が、このコメントを読んだならば、危険性、違法性を理解し活動を止めることだろう。
批判のメールをくれた人も、この対応を認めた。
これで収まったかに見えた。
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ところが最近あるサイトに、この投稿を問題視する発言が書き込まれた。
その発言に触発されて、次々と書き込まれた発言は、子どもたちやリーダーに対する「非難」ばかり。相手をおびえ、困惑させるだろうが、学びと自己変容を促すにはほど遠いものだった。
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義憤に駆られ、たたくだけたたけば、たたいた人は溜飲を下げるのだろうか。
相手が受け取りやすい言葉で語りかけ、自ら過ちを改めるように誘導する方がよほど建設的ではないか。
私たちは、もっともっと学ばなければならない。
ESD提言フォーラムに参加 [2014年06月22日(Sun)]
2014年は、国連が定めた「持続可能な開発のための教育の10年」の最終年。日本が提案して実現し、2014年11月には岡山県と愛知県でまとめの会合を開催します。
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とは言えこの10年をふりかえると、地球や地域の「持続不可能性問題」はますます深刻化しています。「持続可能な開発のための教育(ESD)」に関わり続けて来た者として、まず、反省。
政府は相変わらずのタテワリのままで本気で取り組んでいない、学校教育の厚いカベがじゃまなどなど、阻害要因をあげるなら、いくらでも出てきますが、まずは、この10年間、何が変わったか(あるいは変わらなかったか)、自分のことも含めて、棚卸しの機会が必要です。
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6月21日(土)〜22日(日)に、国連の10年が終わった後、ESDをどう進めていくか、市民社会からの提言づくりを目的として、認定NPO法人持続可能な開発のための教育の10年推進会議が「ESD提言フォーラム」を開催しました。
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ESDに取り組む全国各地からの報告に続き、そこからテーマを拾い出し、テーマ&チームで、テーマ毎の現状・課題を話し合い、提言の素材を出すという流れでした。
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10年をふりかえるのでなく、現時点での到達点を確認し、そこから課題と解決策を導き出すやり方をとったのは、時間の制約など、いろいろと理由があったのだとは思います。
ただ、一度は自分でこの20〜10年をふりかえる作業が必要です。
これから「市民社会からの提言」をまとめあげて行くわけですが、私自身は、ESDの日常化が不十分だったこと、草の根のレベルでの活動が広がりにくかったことなどを最大の課題としてとらえて行きたいと思っています。
福島県いわき市にドングリの苗が里帰り [2014年06月15日(Sun)]
東日本大震災で被害を受けた、岩手・宮城・福島の3県の森や緑を再生する「プロジェクトD」は、3県で拾ったドングリを、日本全国の「里親」が育て、育った苗木を、もとあった県に戻します。福島県いわき市で森を育て・森に親しむ活動をしている、「いわきの森に親しむ会」からドングリが拾える場所を教えていただき、2011年11月19日、震災の爪痕の残る福島県いわき市を訪ねました。

拾ったどんぐりを育ててくれたのは横浜市の小学生。3年間、大切に育てたドングリが大きく育ちました。
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6月9日、2トントラックを借りて横浜からいわき市の樹木医の方のお宅まで運びました。苗木はここで植樹できるように手入れをほどこされます。子どもたちは、大切に育てたドングリの苗とお別れするのが少しさびしそうでした。
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2014年6月15日。心配していた雨もあがり、青空のいわき市久ノ浜海岸に横浜市から5人の小学生と2人の先生が来て、地元の方々と一緒に苗木を植えました。
時間が限られていたので、15日に植えたのは51本のうち5本だけ。あとは、福島県いわき建設事務所の方が植えてくださいます。
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地元の方々と一緒に苗木を植えた子どもたちは「また、ここに来たい」「大きく育ってほしい」と言っていました。
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今回植樹したのはウバメガシ。暖かい地方に多いドングリなので、もともといわき市に自生していたものではないかもしれませんが、海岸部に植えられることも多い木です。いわき建設事務所は、この木が防災緑地でうまく根付くかどうかの実験をするのだそうです。
うまく育ち、いっしょに植樹を続けさせていただきたいと思っています。
琵琶湖の恵みを味わう [2013年07月07日(Sun)]
日本環境教育学会の懇親会では、琵琶湖の郷土料理が振るまわれました。

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さすがに鮒鮓は出ませんでしたが、小鮎の佃煮やエビを豆と炊き込んだもの、ゴリの佃煮などがとてもおいしかったのです。

ブラックバスの料理も出そうかとのアイデアもあったとお聞きしましたが、できれば、それもいただいてみたかった。
日本環境教育学会第24回大会(びわこ)でこどもエコクラブに注目! [2013年07月06日(Sat)]
2013年7月6日(土)〜7日(日)に滋賀県大津市(びわこ成蹊スポーツ大学@比良)で、日本環境教育学会の第24回大会が開かれています。今日は、第1日目の口頭発表、ポスター発表、公開シンポジウムが開催されました。
口頭発表では滋賀県甲賀市で活動するこどもエコクラブ「山内エコクラブ」が地域の環境・福祉・文化・経済などが継ぎ目無く重なり合った活動を紹介してくださいました。私も、ここの活動をまとまった形でお聞きするのは初めての機会でしたが、今更ながら「すごいなあ」と思っていたら、会場からも感嘆の声。
また、公開シンポジウムでは、滋賀県草津市のこどもエコクラブもご紹介いただきました。地域を深く知り・地域で活動することと国際交流・国際的な情報発信がシームレスに行われているクラブの活動もすばらしいものでした。
改めて、こどもエコクラブの進化・真価を見せつけられるようで、やはり、これを発展させていくことが重要なのだと強く思った一日でした。眠いけど、なかなか眠れません。
奥多摩 奥多摩で薬膳スープカレーをいただきました [2013年07月03日(Wed)]
奥多摩に行ってきました。学生の頃は良く山登りに来ました。日本野鳥の会に就職し、横浜でレンジャーをしていた頃は自然好きの仲間に会いにやって来ましたが、最近はほんとうに来る機会が少なくなっていたので、ずいぶん久しぶりです。奥多摩に移住した人、昔から住んでいる人、ときどきやって来る人、いろいろな方とお会いしました。「森のカフェ アース・ガーデン」のオーナーは移住者です。熊本から東京に出てきて行き詰まり、奥多摩に来て癒やされたのだそうです。ここで採れた「本物の食材」で作った料理で他の人も癒やしたいとの思いで作ったのがこのカフェなのだそうです。
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多摩川上流の渓谷を見下ろすカフェは古民家を改造したもの。
カレーには全く抵抗力の無い私は、薬膳スープカレーセットをいただきました。スープカレーは野菜にしっかりとした味が無ければ食べられませんが、ここの野菜は、それだけで満足できる味でした。次回は「麦きりセット」も食べてみたいと思いました。
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福野菜パーティ@下北沢 [2013年06月30日(Sun)]
世田谷区下北沢に「ふくしまオルガン堂」というカフェができました。
福島の野菜や加工品を使ったランチは、とってもおいしくて、たったの800円。確実に食べるには予約した方が良いくらいです。福島産の野菜や加工品も販売しています。

6月30日には「福島の野菜を食べる会」が、ここを借り切って「第1回福野菜パーティ」を行いました。会の関係者約20人でお店はほぼ満員状態。福島のおいしい野菜をつまみに、地ビール、地酒。そして、福島を想う人たちとの語り合い。

福島の野菜を応援する人たちにとっては、まだまだ厳しい状況が続いていますが、少しでも自分のできることをしよう、そんなことを改めて確認する会になりました。
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