2024年8月25日付 河北新報[2024年08月25日(Sun)]
河北さんより。
「タイトル」
ほっとタイム
絵画通じて交流深める
宮城・南三陸 韓国の子どもたち訪問
「本文」
青い海に緑の森、特産のタコにモアイ像。宮城県南三陸町の南三陸病院に飾られた4枚の絵は、町を彩るカラフルな魅力でいっぱいだ。「頑張ってください」などのメッセージも添えられている。
絵は韓国・富川市の学習塾に通う子どもたちが描いた。2014年のセウォル号転覆事故後、命を守る教育に力を入れる塾では、東日本大震災で被災した南三陸町について学んだのをきっかけに18年から毎年、町に絵を贈っている。
今月2日までの3日間、町内の水産加工会社が中心となり、塾の15人を初めて町に招いた。子どもたちは病院で絵と対面した後、震災復興祈念公園で語り部から話を聞いたり、夏祭りで地元の児童とスイカ割りに挑戦したりした。海鮮丼を味わい、海水浴も楽しんだ。
イ・ヘジュさん(11)は「防災対策庁舎で津波の高さを知った」と話す一方、「友だちができてうれしい。今度はみんなが笑い合う楽しい雰囲気の町を描きたい」と笑顔だった。南三陸で濃密な日々を過ごした子どもたち。次はどんな絵が贈られるだろう。(気仙沼総局南三陸分室・高橋一樹)(全文)
「タイトル」
ほっとタイム
絵画通じて交流深める
宮城・南三陸 韓国の子どもたち訪問
「本文」
青い海に緑の森、特産のタコにモアイ像。宮城県南三陸町の南三陸病院に飾られた4枚の絵は、町を彩るカラフルな魅力でいっぱいだ。「頑張ってください」などのメッセージも添えられている。
絵は韓国・富川市の学習塾に通う子どもたちが描いた。2014年のセウォル号転覆事故後、命を守る教育に力を入れる塾では、東日本大震災で被災した南三陸町について学んだのをきっかけに18年から毎年、町に絵を贈っている。
今月2日までの3日間、町内の水産加工会社が中心となり、塾の15人を初めて町に招いた。子どもたちは病院で絵と対面した後、震災復興祈念公園で語り部から話を聞いたり、夏祭りで地元の児童とスイカ割りに挑戦したりした。海鮮丼を味わい、海水浴も楽しんだ。
イ・ヘジュさん(11)は「防災対策庁舎で津波の高さを知った」と話す一方、「友だちができてうれしい。今度はみんなが笑い合う楽しい雰囲気の町を描きたい」と笑顔だった。南三陸で濃密な日々を過ごした子どもたち。次はどんな絵が贈られるだろう。(気仙沼総局南三陸分室・高橋一樹)(全文)