2022年10月29日 ソウル梨泰院雑踏事故[2022年11月23日(Wed)]
ソウル梨泰院雑踏事故(ソウルイテウォンざっとうじこ)は、2022年10月29日の夜に韓国の首都・ソウル特別市の繁華街・梨泰院でハロウィン時季の混雑の中で発生した群衆雪崩による事故。現時点で158人の死亡が確認されています。
日本のマスメディアは、「ソウル雑踏事故」「ソウル群集事故」「イテウォン転倒事故」などとも呼称している。韓国では、梨泰院圧死事故(ハングル: 이태원 압사 사고)もしくは梨泰院惨事(ハングル: 이태원 참사)などとニュースでご覧いただいた方も多いかと思います。
梨泰院は、ナイトクラブやバーなどが立ち並ぶ韓国では屈指の繁華街であり、日本の渋谷と同様にハロウィンの時期に仮装した若者が多く訪れる場所として有名である。ドラマ『梨泰院クラス』のロケ地であり、ドラマ上でもハロウィンが描かれている。事故当日はハロウィンを翌々日に控え、また新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 流行を受けた規制が3年ぶりに解除されたことから、周辺には10万人以上が訪れ複数のパーティーが行われていた。最寄りのソウル交通公社6号線梨泰院駅では事故当日に下車した客が8万人を超え、前年の2.6倍、COVID-19流行以前の2017 - 2019年に比べても約2万人多い状態だったようです。
韓国の法令では、大人数イベントの主催者には安全管理や安全対策計画の提出が義務づけられているが、ハロウィン自体に主催者はおらず各店舗が個別に小規模のイベントを開く状況だったため、法令に基づいて安全管理を命じるべき民間事業者はいなかった。地元警察署は群衆事故の発生を懸念していたが、その懸念は事故当日の警備計画には反映されずソウル市内のほかの場所で行われたデモに約6000人の警察官を派遣した一方で、梨泰院には麻薬捜査官など130人ほどしか派遣していませんでした。梨泰院を管轄する龍山区では、ハロウィンに関する対策会議を開いていたものの、事故を想定した安全管理対策が議論された記録は無いという。区は職員を現場付近に派遣していたものの、十分な対応ができなかったとしている。
警備の方法についても、具体的な指示などが無かった点を指摘する意見やさらにはハロウィンということもあり、「多くの人が警察官に仮装してさらに紛らわしかった」と証言する声もあり、規制緩和とハロウィンによる大規模な混雑を予見できず、当局による警備体制が不十分であったと指摘されています。
当初、誰かが故意に押したという証言を基に、ウサギの帽子を被った男を犯人としていたが、アリバイがあり、次の犯人探しに移った。主催者もいない為に、次に警備体制の問題、警察の問題、国の問題へ発展し、市民を守る義務があるユン大統領責任追及など政治的問題に発展しています。
犯人捜しより、原因究明や再発防止策などを安全対策やマニュアル化を講じないと、また多くの市民が巻き込まれてしまうでしょう。
事実、約10年周期で多く人災事故が発生しています。
1995年6月三豊百貨店崩壊事故(デパートの崩落で502人)
2003年2月大邱地下鉄放火事件(地下鉄放火で192人)
2014年4月セウォル号沈没事故(船の沈没で300人以上)
2022年10月ソウル梨泰院雑踏事故(圧死で158人)
事故から一週間、ハロウィンイベントやイベントの自粛、コメディー番組の自粛、ニュースキャスターや政治家などが喪服で登場するなど、全国民が喪に服すようになってしまいました。
まるでハロウィンが悪いイベントの様になってしまいました。
事故後1か月を前に、実際に事故現場を訪れてみました。
様々な要因がありますが、人を押しのける多くの国民性や、歩道上にある違法建築物(正確には屋根がないために建築物とみなされないようです)、被害者が他の被害者を圧死させるなど責任なしとは言えない様に感じました。
また、駅周辺のこの場所が追悼の場所となりつつあり、駅利用者や住まれている方、周囲でお店などを営む人の生活環境も考えずにはいられませんでした。
梨泰院駅1番出口
ハミルトンホテル(右側の建物)から、「世界料理街」の丁字路(写真奥川)へと南北につながる幅3.2メートル、長さ40メートル、傾斜度10%の狭い坂で、駅から世界料理街に向かう人と世界料理街から駅に向かう人がひしめき合っていた事故現場。
反対側からみた事故現場
反対側からみた事故現場(左側)
反対側からみた事故現場(右側)
日本のマスメディアは、「ソウル雑踏事故」「ソウル群集事故」「イテウォン転倒事故」などとも呼称している。韓国では、梨泰院圧死事故(ハングル: 이태원 압사 사고)もしくは梨泰院惨事(ハングル: 이태원 참사)などとニュースでご覧いただいた方も多いかと思います。
梨泰院は、ナイトクラブやバーなどが立ち並ぶ韓国では屈指の繁華街であり、日本の渋谷と同様にハロウィンの時期に仮装した若者が多く訪れる場所として有名である。ドラマ『梨泰院クラス』のロケ地であり、ドラマ上でもハロウィンが描かれている。事故当日はハロウィンを翌々日に控え、また新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 流行を受けた規制が3年ぶりに解除されたことから、周辺には10万人以上が訪れ複数のパーティーが行われていた。最寄りのソウル交通公社6号線梨泰院駅では事故当日に下車した客が8万人を超え、前年の2.6倍、COVID-19流行以前の2017 - 2019年に比べても約2万人多い状態だったようです。
韓国の法令では、大人数イベントの主催者には安全管理や安全対策計画の提出が義務づけられているが、ハロウィン自体に主催者はおらず各店舗が個別に小規模のイベントを開く状況だったため、法令に基づいて安全管理を命じるべき民間事業者はいなかった。地元警察署は群衆事故の発生を懸念していたが、その懸念は事故当日の警備計画には反映されずソウル市内のほかの場所で行われたデモに約6000人の警察官を派遣した一方で、梨泰院には麻薬捜査官など130人ほどしか派遣していませんでした。梨泰院を管轄する龍山区では、ハロウィンに関する対策会議を開いていたものの、事故を想定した安全管理対策が議論された記録は無いという。区は職員を現場付近に派遣していたものの、十分な対応ができなかったとしている。
警備の方法についても、具体的な指示などが無かった点を指摘する意見やさらにはハロウィンということもあり、「多くの人が警察官に仮装してさらに紛らわしかった」と証言する声もあり、規制緩和とハロウィンによる大規模な混雑を予見できず、当局による警備体制が不十分であったと指摘されています。
当初、誰かが故意に押したという証言を基に、ウサギの帽子を被った男を犯人としていたが、アリバイがあり、次の犯人探しに移った。主催者もいない為に、次に警備体制の問題、警察の問題、国の問題へ発展し、市民を守る義務があるユン大統領責任追及など政治的問題に発展しています。
犯人捜しより、原因究明や再発防止策などを安全対策やマニュアル化を講じないと、また多くの市民が巻き込まれてしまうでしょう。
事実、約10年周期で多く人災事故が発生しています。
1995年6月三豊百貨店崩壊事故(デパートの崩落で502人)
2003年2月大邱地下鉄放火事件(地下鉄放火で192人)
2014年4月セウォル号沈没事故(船の沈没で300人以上)
2022年10月ソウル梨泰院雑踏事故(圧死で158人)
事故から一週間、ハロウィンイベントやイベントの自粛、コメディー番組の自粛、ニュースキャスターや政治家などが喪服で登場するなど、全国民が喪に服すようになってしまいました。
まるでハロウィンが悪いイベントの様になってしまいました。
事故後1か月を前に、実際に事故現場を訪れてみました。
様々な要因がありますが、人を押しのける多くの国民性や、歩道上にある違法建築物(正確には屋根がないために建築物とみなされないようです)、被害者が他の被害者を圧死させるなど責任なしとは言えない様に感じました。
また、駅周辺のこの場所が追悼の場所となりつつあり、駅利用者や住まれている方、周囲でお店などを営む人の生活環境も考えずにはいられませんでした。
梨泰院駅1番出口
ハミルトンホテル(右側の建物)から、「世界料理街」の丁字路(写真奥川)へと南北につながる幅3.2メートル、長さ40メートル、傾斜度10%の狭い坂で、駅から世界料理街に向かう人と世界料理街から駅に向かう人がひしめき合っていた事故現場。
反対側からみた事故現場
反対側からみた事故現場(左側)
反対側からみた事故現場(右側)