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セウォル号沈没事故から7年[2021年04月16日(Fri)]
韓国南西部沖で、2014年4月におきた旅客船セウォル号の沈没事故から丸6年。修学旅行中だった高校生ら299人が死亡し、昨年と変わらず5人が行方不明となっています。

韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は16日、セウォル号沈没事故から7年を迎え「社会的惨事特別調査委員会を通じて、聖域のない真相究明が行われるように最後まで支援する」と強調した。
文大統領はこの日午前、SNSを通じて「真実だけが悲劇を防ぎ、生命が大切な社会を早めてくれる」とし、このように明らかにした。
 
まず文大統領は「セウォル号の記憶で胸が痛む4月」と切り出した。彼は「子どもたちが夜空の輝く星になって7年になった。生きて私たちのそばにいたら堂々とした青年になっていたはずの子どもたちのことを考えると、短くない時間」と残念な気持ちを伝えた。
また「申し訳ない気持ちは変わらない。互いに支え合いながら、つらい時間を乗り越えてきた家族と共にしてくれた方々に慰労と感謝の気持ちを伝える」と述べた。

そして、セウォル号惨事の真実を究明するという強い意志を明らかにした。 文大統領は「昨年、国会で『社会的惨事真相究明特別法』改正案と特検が通過し、真実に一歩近づくきっかけが作られた」と言及した。
続けて「社会的惨事特別調査委員会を通じて聖域のない真相究明が行われるよう最後まで取り組む」とし「(真相究明の)スピードが遅く残念だが、それもまた恋しさが大きいだけに、われわれ自らが成熟していく時間が必要だと思う」と述べた。

さらに「去る12日、記憶を超えて希望を抱く『4・16民主市民教育院』がオープンした。6月には『海洋安全体験館』が本格的に運営され、12月には『国民海洋安全館』が竣工される」とし、「すべて子どもたちがわれわれに残してくれたものだ。『4・16生命安全公園」と『国立安山心健康センター』もまた貴重な気持ちで締めくくる」と強調した。


この事故をきっかけで、ヴィレッジネーショは韓国で防災教育を行うことになりました。
今も、事故の解明は行われず、責任者の処罰を求め、遺族は涙を流しながらデモを繰り返す。
このような事故が、二度と起こらない様に、考え動く市民はいないのだろうか?
非常時に、正常バイアスが脳が支配されないように判断力を養って冷静に対応することが出来なければ、この先の未来は明るくないだろう。
安心安全を軽視した利益至上主義は、長くは続きません。

文大統領は「悲しみを共にし、苦痛に共感しながら、われわれは真実に近づいている。今の危機も、いつ訪れるかわからないどんな困難も我々は乗り越える」とし、「『国らしい国』を作ってみようという国民の叫び、忘れていない。安全な国のために今日も子どもたちを胸に抱いてみる」と締めくくった。
あれから7年。昨年も真相究明すると言っていたが、一体何が変わったのだろう。

今日、韓国の塾では、防災訓練が行われました。
しっかり覚えていて正しく、避難ができたと報告がありました。
学習塾ですが、命を守る教育を大切にしています。
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Posted by NPO法人 ヴィレッジネーション at 21:01 | 韓国 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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