
韓国の子どもたちから宮城県南三陸町の皆様へ 2025[2025年02月27日(Thu)]
概要
2011年の東日本大震災後、当法人は視覚障害者や幼稚園児、地域住民との交流を続けてきました。その中で、2014年に韓国でセウォル号転覆事故が発生したことを受け、韓国の美術を中心とした総合学習塾グリムナラ(그림나라)から、命を守る教育の必要性を強く訴えられました。
同年6月、初めて韓国を訪問し、長期休暇を利用して命を守るための授業を実施しました。その後も定期的に韓国を訪れ、復興が進む宮城県南三陸町の様子や人々の変化を紹介し、町の移り変わりや防災について伝えてきました。
(2014年6月 初めての防災教育=絵を見て防災ポーズをする防災ゲーム)

ある時、子どもたちから「南三陸町の人たちは今、元気ですか?」という質問を受けました。その問いに応えるため、2018年3月に南三陸町の復興公共施設である南三陸病院へ、復興応援のメッセージと絵画を当法人を通じて届けました。
(2018年3月 初めての絵画づくり 南三陸町にあるモアイがモチーフ)

新型コロナウイルス感染症の流行により直接訪問することが困難になった際には、事前に絵画とメッセージを送り、オンラインで開封するなどの工夫を凝らし、交流を深めてきました。
時が経ち、南三陸町の復興事業が終わりに近づくにつれ、子どもたちの絵やメッセージの内容も変化していきました。「いつか南三陸町を訪れてみたい」という思いが込められるようになったのです。
(南三陸病院と韓国をオンラインで繋いで絵画開封)

2023年、グリムナラの院長先生が初めて南三陸町を訪問したことをきっかけに、子どもたちの絵画制作への意欲はさらに高まりました。
(南三陸病院にて韓国グリムナラ院長と病院事務長)

そして2024年11月、韓国や世界各国と取引のある南三陸町内の水産加工会社の社長から、病院に飾られた絵やメッセージを見て南三陸町を応援する子どもたちの姿に感銘を受け、これまでの感謝と現在の南三陸町を見てほしいという招待を受けました。
2024年7月、3泊4日の研修旅行を実施し、美術部の生徒を中心とした15名の高学年児童が南三陸町を訪れ、様々な体験をしました。
(2024年7月 3泊4日の南三陸研修旅行)

今回の絵画制作では、南三陸町を訪問した生徒たちが中心となり、企画、構成、色付け、日本語でのメッセージ作成を行い、約2ヶ月かけて南三陸病院へ贈る作品を完成させました。今年は、思い出をフィルムカメラで表現しています。美術クラスの生徒たちの豊かな発想力と表現力により、力強く魅力的な作品に仕上がりました。
メッセージには、「あの時体験した夏祭りの友達にまた会いたい」「また行きたい」「行ってみたい」など、日本での体験や日本への憧れ、感謝の気持ちが込められています。
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無事に到着し、昨年の絵と交換され、南三陸病院で1年飾られ、多くの人たちにふるさとの南三陸町の良さが心に残れば幸いです。
PS:新たな課題として、健康で病院に行かない南三陸町の町民に知ってもらえることも考慮しなければならないと感じた2025年です。
2011年の東日本大震災後、当法人は視覚障害者や幼稚園児、地域住民との交流を続けてきました。その中で、2014年に韓国でセウォル号転覆事故が発生したことを受け、韓国の美術を中心とした総合学習塾グリムナラ(그림나라)から、命を守る教育の必要性を強く訴えられました。
同年6月、初めて韓国を訪問し、長期休暇を利用して命を守るための授業を実施しました。その後も定期的に韓国を訪れ、復興が進む宮城県南三陸町の様子や人々の変化を紹介し、町の移り変わりや防災について伝えてきました。
(2014年6月 初めての防災教育=絵を見て防災ポーズをする防災ゲーム)
ある時、子どもたちから「南三陸町の人たちは今、元気ですか?」という質問を受けました。その問いに応えるため、2018年3月に南三陸町の復興公共施設である南三陸病院へ、復興応援のメッセージと絵画を当法人を通じて届けました。
(2018年3月 初めての絵画づくり 南三陸町にあるモアイがモチーフ)

新型コロナウイルス感染症の流行により直接訪問することが困難になった際には、事前に絵画とメッセージを送り、オンラインで開封するなどの工夫を凝らし、交流を深めてきました。
時が経ち、南三陸町の復興事業が終わりに近づくにつれ、子どもたちの絵やメッセージの内容も変化していきました。「いつか南三陸町を訪れてみたい」という思いが込められるようになったのです。
(南三陸病院と韓国をオンラインで繋いで絵画開封)

2023年、グリムナラの院長先生が初めて南三陸町を訪問したことをきっかけに、子どもたちの絵画制作への意欲はさらに高まりました。
(南三陸病院にて韓国グリムナラ院長と病院事務長)

そして2024年11月、韓国や世界各国と取引のある南三陸町内の水産加工会社の社長から、病院に飾られた絵やメッセージを見て南三陸町を応援する子どもたちの姿に感銘を受け、これまでの感謝と現在の南三陸町を見てほしいという招待を受けました。
2024年7月、3泊4日の研修旅行を実施し、美術部の生徒を中心とした15名の高学年児童が南三陸町を訪れ、様々な体験をしました。
(2024年7月 3泊4日の南三陸研修旅行)
今回の絵画制作では、南三陸町を訪問した生徒たちが中心となり、企画、構成、色付け、日本語でのメッセージ作成を行い、約2ヶ月かけて南三陸病院へ贈る作品を完成させました。今年は、思い出をフィルムカメラで表現しています。美術クラスの生徒たちの豊かな発想力と表現力により、力強く魅力的な作品に仕上がりました。
メッセージには、「あの時体験した夏祭りの友達にまた会いたい」「また行きたい」「行ってみたい」など、日本での体験や日本への憧れ、感謝の気持ちが込められています。
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無事に到着し、昨年の絵と交換され、南三陸病院で1年飾られ、多くの人たちにふるさとの南三陸町の良さが心に残れば幸いです。
PS:新たな課題として、健康で病院に行かない南三陸町の町民に知ってもらえることも考慮しなければならないと感じた2025年です。