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1年を振り返って [2024年12月31日(Tue)]
こんばんは。
障害当事者団体ベクトルズ 代表補佐理事です。
2024年を振り返ってコラムを書きたいと思います。

ベクトルズは今年9月1日に立ち上げたばかりで
明日の元日でちょうど丸4ヶ月となります。

立ち上げた当初は団体の基盤づくりのため
代表理事と週に何回も理事会を重ねてきました。

私自身は日常的な活動自体には参加できませんが、
「尾垣コラム」というカテゴリまでもらって
ベクトルズのブログ記事執筆に携わってきました。

私の思想や価値観などは宗教が根底にあるため
一般的に見ればだいぶ特殊な記事ばかりだったかと思いますが、
かなり多くの方々に読んでいただけているようなので良かったです。

代表理事は、
「ベクトルズには様々な思想・価値観・考え方・捉え方
そして様々な障害特性や夢や希望を持った人たちの集団だ。
それらはその人を形成する個性でありその人にしかない魅力である。
その魅力を隠したり自粛して活動しなければならないような
組織環境にはしたくない。」

と、団体の基盤づくりの際に述べていました。

そのおかげで私も自分をありのままに表現して
ベクトルズに携われています。

さて基盤づくりを終えて以降は、
日常活動について毎回理事会を開かなくて済むように
事務局に一任するよう私から提案をしました。
大きな予算が必要になる活動だけは理事会の承認を得る
というようにしたことで、私も負担が減って助かっています。

個人的な1年の振り返りは、
ただただ毎日の仕事が忙しく大変でした。
大型ブルトーザー等の重機に乗る仕事がメインですが
土木作業全般も行いますので肉体労働です。

特に春夏秋冬ずっと山の中で作業し続けるため
真夏であれば熱中症になりかけたり
真冬であれば凍傷になりかけたりという日々です。

しかし、この仕事に就き始めたばかりの頃よりは
筋肉もついてムキムキに男らしくなり、
重機を扱う特殊免許も取得でき経験値も増えてきたように
実感できていますので精神的には充実した仕事です。

それほど書くこともありませんので
私の1年振り返りはここまでにしたいと思います。

ご愛読いただいている皆様、
2024年の私のコラム記事ありがとうございました。
翌年もよろしくお願いいたします。

以上
障害当事者団体ベクトルズ
代表補佐理事 尾垣
QT:B型作業所の仲間同士で食事に行ったりしないでくれと言われました。何かあれば事業所が責任を取らされるからだそうです? [2024年12月25日(Wed)]
おはようございます。
障害当事者団体ベクトルズの内田貴之です。

今朝Twitterにてフォローしている方が、
B型作業所の制度について疑問視するツイートをしていたので
気になってリプしてみました。

良い機会だと思いますので、
皆さまにもご紹介しておきますね。

2024y12m25d_075246940.png
B型作業所の仲間同士で食事に行ったりしないでくれと言われました。
何かあれば事業所が責任を取らされるからだそうです。

僕が個人アカウントからリプした内容は↓です。

これは変です。
作業時間を終えて一歩公道に出てしまえば、
作業所仲間同士ではあるものの作業所側から見れば
単なる市民と市民たちという関係になります。

ですから、
日常生活(プライベートタイム)において仲間同士で飲み食いに出かけようが、
付き合おうが構いません。作業所は責任を負いません。


これは僕が就労継続支援B型作業所で支援員として
勤務してきた経験談です。

やはりどこの作業所でも通所者同士で連絡先交換したり、
友人関係に発展してプライベートで一緒に遊びに行く等ありますね。

それを「禁止します!」と作業所内で宣言したとしても
法律ではありませんから作業所の独自ルールといったところです。

さらに、
「もしプライベートで会ってトラブル発生しても作業所は責任負いません」
と宣言したとしても、それは至って当然のことでしょう。
作業所側に自分たちのプライベートの出来事まで管理監視されたくありませんし、
作業所側も通所者のプライベートまで管理監視せねばならない制度にはなっていません。

連絡先を通所者同士で交換しないように!
と作業所の独自ルールを掲げているところも多々ありますが、
制度上は問題がないという事実は役所に問合せて確認済みです。

そういう作業所に通所していたとして、
もし仲良くなった通所者とLINE交換などしたいなー!という場合は
公道に一歩出てからすれば良いのですよ。
作業所の敷地内だと独自ルールの適用範囲内と難癖つけてくる支援員も…。

ところで、
このツイートの他の方々のリプを読んでみても、
やはり「この作業所はおかしいと思う」という意見を散見できます。
少しご紹介しますね。


>トラブル防止、は口実で、利用者同士の横のつながりを切って、
集団で抗議や苦情を言わせないためかと。
(@_64_64_128)様

>うちの事業所もメール・TELや住所交換不可です。
仲良しが仲が悪くなった場合、恨まれてトラブルになる場合があるので…
普通の人でも揉めるのに障がいあると大変な事になります。
(通所辞めた人から何度も電話かけてこられた人もいたし、
ヒステリー起こされて暴れられた人もいました)
(@MTPNGuquls9wtT)様


実際、連絡先交換した通所者同士で喧嘩が発生したり、
その喧嘩が作業所内に持ち込みされた結果、
他の通所者たちに迷惑がかかってしまったり、
仲裁に入った通所者が巻き込まれてトラブルが発展しちゃったり…ありますよね。

という事例が多いので、
作業所の独自ルールを敷くところも多いんです。

あくまでもプライベートタイムだけのトラブルで終結してくれるなら良いんですが、
そのトラブルが作業所内に持ち込みされたり、周りの通所者に迷惑がかかるように
なってしまいますと、作業所側の対応方法としては最初はサビ管や管理者が
個室に呼び出してお互いの話を聴いて仲裁します。

サビ管や管理者にも手に負えない場合は経営者が登場してなだめることも。
それでも駄目で暴力をふるって怪我を負わせるような事態に発展してしまえば
「110番」です…。

作業所側も警察に介入させると面倒臭いことになりますから、
それは最後の最後の最終手段にしておきたいところです。
ですからトラブル対策として事前に「連絡先交換禁止」「プライベートで会うのも禁止」
と独自ルールを敷いておきたいという作業所側の気持ちも分かります。

僕は現在は障害者として就労継続支援B型作業所に通所する側の人間ですから、
トラブル回避のために作業所では誰とも口ききません。無口です。
"誰も話しかけてくるな"オーラを全身から放って自衛しています。
(支援員に作業の質問することは別ですよ、もちろん 笑)

以上
障害当事者団体ベクトルズ 代表理事 内田貴之
第4号ニューズレター [2024年12月14日(Sat)]
こんにちは、障害当事者団体ベクトルズ 事務局です。
第4号ニューズレターを発行します。


前回のニューズレター発行から早くも1ヶ月過ぎました。
現在はまだ詳細を公表できませんが、
自殺予防団体-SPbyMD-主催の「ゲートキーパー養成講習」について、
障害当事者団体ベクトルズがどこまで協力できるかを話し合っています。


さて、
第3号ニューズレターを発行した先月から
活動した内容は以下の3つです。


1)2024年12月7日(土)
障害当事者団体ベクトルズ主催
「こころの癒しパステルアート教室&障害当事者ミニ講演」

12月3日〜9日は「障害者週間」ということで
障害について市民に知っていただくことを趣旨としていましたが、
残念ながら参加申込者0名だったため、
当事者ミニ講演の撮影収録を行い、時間を有効活用しました。
告知用チラシ画像両面.png


2)2024年12月8日(日)
NPO法人どさんこコロ主催のシンポジウム
「入院者訪問支援事業が始まりました。それってなあに?」
を聴講しに行きました。
障害当事者団体ベクトルズの姉妹団体「自殺未遂当事者の会-芯-」
の会員がシンポジウムに登壇すると知り駆けつけました。
2024y12m03d_205252210.png


3)2024年12月9日(月)
障害当事者団体ベクトルズの会員(理事も含む)による
手描きイラスト作品・パステル画作品・写真作品を、
地下鉄白石駅コンコースにてギャラリー掲示中です。
このギャラリーは2025年1月24日の正午まで続きます。
2024y12m10d_123047241.png
それにしてもこの掲示板はめっちゃ硬い素材でして、
金画鋲を押し込む作業に大変苦労しました。
親指に体重を乗せるのを200回繰り返したところ翌日も翌々日も
親指が内出血で腫れて痛くて何も触れませんでした(苦笑)


さて、
今後の活動予定は以下の2つです。


1)2024年12月22日(日)
障害当事者団体ベクトルズ主催「合同クリスマス会2024」を
公共施設札幌エルプラザで開催します。
「自殺未遂当事者の会-芯-」「自殺予防団体-SPbyMD-」「自予活クラブ」
の3団体が「共催」というスタイルで一緒にやります。


2)2025年3月23日(日)
自殺予防団体-SPbyMD-主催
「こころの通う対話のできるゲートキーパー養成講習@新ひだか」
に、障害当事者団体ベクトルズも参画します。
第3号ニューズレターでは「協働団体」としての参画と書きましたが、
あれから状況が結構変わりまして「協働」から「共催」へ昇格
する可能性も出てきました。

あと第3号ニューズレターの「協働団体」に関する記述で訂正箇所あり。
正しくは下記の通りです。

イベント開催する時に使う「共催」は
その団体同士が互いに開催費用を持ち合うことを指します。

「協働」は他団体からの講師登壇および集客活動においても
主催と同等の働きをしてもらうとき。

「協力」は他団体から講師登壇してもらうだけの場合や資料情報の提供、
チラシ設置協力などのとき。

「監修」は講演内容を他団体にチェック・指導してもらうとき。


以上


【編集後記】
さて、障害当事者団体ベクトルズの新規会員から
「精神障害の薬物治療で駄目人間と化した自分が復活を果たせた経験談」
といったテーマでぜひ講演をしてみたいと意欲的なリクエストがあり、
現在これを実現させるためにどうしたら最適かを検討中です。

1回の講演会を開催するとしたら最低でも会場費と集客費で
1万円ほどの予算が必要になります。
障害当事者団体ベクトルズにとっては3/23の「ゲートキーパー養成講習」
へ向けて団体資金を貯蓄していかなければならない時期でして、
まずはこれを開催し終えてからじゃないと予算的に厳しいなと…。

他団体との共催あるいは他団体が主催する講演会に派遣登壇する
という選択肢もあるので、じっくりと検討していきます。

(投稿/障害当事者団体ベクトルズ 事務局)
障害者週間が始まりましたね [2024年12月03日(Tue)]
こんばんは。
障害当事者団体ベクトルズ 代表理事の内田貴之です。

本日から「障害者週間」が始まりましたね!
全国各地で障害者をテーマとしたイベントがあると思います。

ベクトルズの活動としては、
12/7(土)こころの癒しパステルアート教室&障害当事者ミニ講演会
12/8(日)入院者訪問支援シンポジウム(聴講しに行く)
12/9(月)地下鉄白石駅メトロギャラリー

パステル教室&講演会については今のところ
参加申込が1件もないので、
明日の締切までゼロだった場合は
ベクトルズ会員の宮澤さんの講演を撮影収録する日に充てようと考えています。

シンポジウムはベクトルズ主催ではありませんが、
他団体が開く勉強になりそうだと思うものは
「外部勉強会」というカテゴリで活動にしています。
あと知り合いが登壇するので個人的にも楽しみです。

地下鉄白石駅メトロギャラリーは、
地下鉄白石駅のコンコースに存在する大きなギャラリー掲示板があり、
そこにベクトルズ会員の作品(写真・パステル画・手描きイラスト)を
掲出します。期間は12/9(月)〜1/24(金)です。

ところで最近困っていることがありまして、
意思疎通が取れない障害者への応対に頭を抱えています。
こちらが伝えたいこと・理解してもらわないと困ることを
相手が全く理解できないということですね…。

私たちは「障害当事者団体」と名乗ってはいますが、
最低限コミュニケーションを取れる人じゃなければ
応対する際にイライラさせられるため相手にしたくありません。

ヘルパーを介すことでコミュニケーションが取れる人、
アプリやソフトを介すことでコミュニケーションが取れる人
なら問題ありません。

最低限の意思疎通もできない人を入会させると、
まず企画会議などのミーティングができません。
理事会や事務局からの連絡事項を伝えても伝わらないと困ります。
組織にとって風紀を乱される・会員同士のトラブルが増える、
など色々と問題点が出てくるわけです。

これは、障害当事者団体なのに障害者差別なのでは??
と感じる部分も確かにありますが、
その人の障害レベルや人格などを差別しているわけではなく、
団体として組織運営しているにあたって「線引き」は
必要なのです…。

さ、というわけで「障害者週間」では
知的障害・発達障害・精神障害・身体障害・内部障害など
様々な障害について学ぶ良い啓発期間だと思います。

何かのイベントに参加せずとも
例えばネットで「ASDとADHDの違い」などと検索して
記事や文献を読んでみるだけでも良く、
この啓発期間を有効に活用してみましょう。

僕は個人的に「組織における線引き」について
他団体(※前例)はどのようにしているのかを
調べてみたいと思います。

以上