団体設立発足者との意見対立:まとめ [2025年01月12日(Sun)]
おはようございます。
障害当事者団体ベクトルズ 代表補佐理事です。 昨日Twitterにおいてベクトルズの話を連続ツイートしたので 読みやすいようここに纏めておきたいと思います。 (※数字は古い順の時系列です) 【1】ベクトルズ公式のツイート コミュニティの言葉の意味を調べますと、障害当事者団体ベクトルズは「コミュニティ寄り」に感じます。 ![]() 【2】私のツイート 集団としての秩序維持のため固定的な構造や明示的なルールは存在するが、所属メンバーそれぞれが異なる目的(ベクトルズの場合は「やってみたいこと」)を持って集まっています。集団としての大きな目標を有しているわけではないため、社会活動という感覚がないのです。 かといってベクトルズは障害者の自助会でもありません。市民向けの講演会を開催したり、他団体の社会活動に協働するのは、そのような活動が所属メンバーの「やりたいこと」の1つだからです。そういう観点から、設立者は同じであっても「自殺予防団体-SPbyMD-」とは根本的に異なるのです。 「自殺予防団体-SPbyMD-」は社会活動ですから組織として果たすべきミッションを有しています。所属メンバーはそのミッション達成に向けて自分も協力したいという志を持って組織に集まってくるのです。 【3】私のツイート 「障害当事者団体ベクトルズ」は何をしている団体なのか?と訊かれることがあります。今まで述べたことを踏まえると、所属メンバーそれぞれが持っている「やりたいこと」の実現に向けて色々な活動をやっている団体でしょう。 【4】私のツイート 障害当事者団体ベクトルズの元々の発足予定者たちは「障害者である自分たちも"何か"活動やってみたいね♪」という曖昧な想いをベクトルズという集団にしてみようと試みたようです。この"何か"という曖昧さがベクトルズの人格形成にとって重要なことだと思います。 加えて「障害者である自分たちだけで活動するのではなくて、障害者ではない人たちとも一緒に活動して、お互いに暮らしやすいと思える地域にしていけたらな」とも語っていたようです。障害の有無に関わらず地域福祉を開拓していきたい、というその想いも重要です。 【5】私のツイート 元々の発足予定者たちはベクトルズ発足直前になって、この"曖昧さ"に対して「団体設立者がこんな曖昧な感じで本当に良いのか?もっと具体的な団体目的を固めてから設立したほうが良いのではないか?」と足踏み状態になって離散したそうです。私は勿体無いと感じます。 「何か活動やってみたい」という想いを持った仲間が複数人せっかく揃っていたのですから、団体目的や設立趣旨といった堅苦しい物は後回しにして、勢いで設立に踏み切って良いのです。離散に納得いかず、私を誘って設立に踏み切った内田の行動は称賛に値すると私は思っています。 私と内田は「障害当事者団体ベクトルズ」を設立した後に団体理念や活動方針を話し合って考えてきました。実際に活動しながら運営方法も適宜変更しています。そのたび定款変更を行うわけですが、所属メンバーが納得してくれれば、そういう運営方法で構わないのです。 【6】代表理事のツイート 離散理由には「就労先が変わったばかり(=環境変化直後)だから今は団体活動に注力する自信が持ちきれない」もありました。「それなら今やらなくても良いのでは?」という意見に皆が引っ張られてしまいました。 あいにく、僕はそういう「やりたい気持ちを抑えてタイミングを見計らって、そのうちやろうよ!」という行動指針を持ち合わせていないので、離散されてしまっても納得できずに設立に踏み切った感じですね。 団体設立について「そのうち」とか「今はまだ早い」とか、やかましい( ´∀`)一旦離散したら再集結はもっと難しいんじゃ。「団体やってみたいね♪」という仲間がせっかく集まっていたんだから、即やってみりゃいいんじゃ。 【7】私のツイート 「やかましい」と言いつつ笑顔の顔文字が怖いです。ものすごく腹を立てているのが私には分かりますから。内田にとって嫌なことを思い出させてしまったみたいですね。私もその考えには同感ですから、過去の仲間の裏切りに対してもあまり腹を立てず深呼吸して下さい。。。 以上が昨日のツイート纏めです。 内田代表理事は過去12年間に様々な任意団体設立のサポートに関わってきた 実績を持つ人物です。自分の団体ではない場合は設立した団体が 軌道に乗るところまで全力でサポートするとのことです。 だからこそなのか、 法人ではない任意団体設立について設立発足者の考え方には厳しく、 しかも自分自身が設立発足者の一人として関わったベクトルズの一件では とても嫌な想いをさせられたのだと思います。 以下は余談となりますが、 もっと若い頃は納得できない意見に対しては相手を敵に回してでも 攻撃的になってしまっていたのですが、 大人になるにつれて徐々に攻撃的な発言は自制できるように なってきたと話していましたが・・・ 「暴言の自制」は「相手の発言のスルー」とは異なり 「馬耳東風」にはなれないわけです。 ストレスはたまることでしょう。 納得できない意見に対してそれが多数決の場合は 特に自制するようになったそうですが、 言い返したい言葉をグッと飲み込むだけであって・・・。 障害特性と性格の両方が相互作用しているように 私には見えています。 以上 障害当事者団体ベクトルズ 代表補佐理事 尾垣 |