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入浴特化型高齢者介護施設の苦労話を聞いた感想 [2025年01月06日(Mon)]
おはようございます。
障害当事者団体ベクトルズ 代表補佐理事です。


本日から2025年の仕事始め!という読者様も多いと思います。
私は例外な職業に就いている人の一人というわけで
本日は代休中です。


世の中には年末年始の連休など関係なく仕事のある
「例外な職業」など実は見渡せばたくさんあります。
町を歩いてみても年中無休で開いているところ見かけませんか?
それは都会であっても田舎であっても。


今回のコラム記事では、
「入浴特化型高齢者介護施設」に長年勤めている友人から聞いた
苦労話を思い出しましたので私の感想も交えながら
ご紹介したいと思います。
(※私的Twitterのツイートを纏めた形式です)





そういえば高齢者入浴介護施設に勤めている友人は現場仕事の私より休日が極端に少ないと以前聞きました。完全週休1日で日曜しか休日がないそうですが、年末年始・GWこそ「繫盛期間」なのだそうで、もしその期間に日曜が含まれていたら休日返上で、どこか平日に代休があると。


私がその友人から仕事の苦労話を聞く以前は、高齢者介護施設はお爺さんお婆ちゃんと毎日レクリエーションを実施して、職員はその企画立案や報告書作成が主な仕事内容だろうと想像していましたが、私は愚かでした。特に友人が勤務する入浴特化型デイサービスという分野の介護施設は、自立歩行困難な高齢者を抱きかかえて車イスからバスタブへ移し温浴を楽しんでもらい、洗髪・洗体も当然行なったのち最後は全身を揉みほぐして完了と。


特に年末年始の入浴は人気で混むらしく、1日中ひっきりなしに来る高齢者を一人で相手し続けるそうです。私の愚かな想像を遥かに超えた肉体労働です。


いくら高齢でやせ細った方とはいえ一人で抱きかかえることは腰に相当来ます。幼い子供を抱っこした時のあの腰に負担がかかる感覚、あれよりも身体は大きいわけですから重労働ですね。自分が経験したことのない職業の苦労さは従事者から話を聞くのが大変リアルで、伝わってきます…。





ちなみに介護施設とは言っても入浴後に身体を揉みほぐす
というサービスは介護士がいればどこでも可能なわけではなく、
専門資格を持っている介護士にしかできないサービスだそうです。
私には初めて知ったことばかりでした。


介護施設の従事者のことを介護士と呼ぶと教わりまして、
私の中では「介護士=介護福祉士」という固定概念があった
ものですから穴を掘って埋まりたくなりました(恥)
介護福祉士の略語ではないんですね…。


以上
障害当事者団体ベクトルズ
代表補佐理事 尾垣
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