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安楽死を安易に賛成する方に伝えたいこと [2025年01月05日(Sun)]
こんばんは、
障害当事者団体ベクトルズ 代表補佐理事です。


私のTwitter(私的アカウント)において、
https://x.com/welfare_samurai
安楽死を安易に賛成する方にツイートをしているのですが
自分の考えを制限文字数内で文章化するのは至難の業ですね。
特に私は霊的価値観を重視していますから、
1つの単発のツイートに纏めることはほぼ不可能です。


たまたま代表理事の内田がツイートを目にしてくれたようで、
会話にはなりましたが私の伝えたかったことを
上手く整理・要約してもらえました。


Twitter上でその会話を見やすいようにまとめて表示する方法が
分からないため「コラム記事」としてツイートをまとめたいと思います。
会話の順番を古い順から(1)→(2)→(3)としておきます。


(1)「北海道福祉開拓侍」の発言
I'm against the legalization of euthanasia. Humans have not been given the power of life and death by God. Euthanasia, like suicide, is a form of death that is punishable by God.
(※日本語意訳:私は安楽死合法化に反対です。人間は神から生殺与奪権を与えられていません。安楽死は自殺と同様に、神によって罰せられるべき対象の死に方です。)


(2)「北海道の内田貴之」の発言
神・人間・生殺与奪権、この3点について彼は霊的価値観を踏まえて意見を述べているわけですが、僕の個人的な意見としては「神に逆らって生きる選択肢を選んだとしても、最終的に選択肢を自由に選ぶことは自己責任だけど許されているから、自殺の代替策として安楽死を選ぶ生き方をする人が存在しても良いんじゃないのかな」と考えています。その結果、来世どのようなカルマを背負うことになろうとも、その人が自分の意思で選んだ人生なのであって。自殺については社会的に追い込まれた末の死であって自分の意思ではないという考えに立っているので対策に携わっています。自殺と安楽死は似ているようで異なるもの。さておき、僕も学生時代は彼と一緒に同じ霊的価値観を学んできた仲です。当然ですが共通の価値観を踏まえていても、僕と彼のように個々人の考え方は異なるものです。


(3)「北海道福祉開拓侍」の発言
内田の考え方も尊重するけれども、俺が安楽死にも自殺にも反対する根底には「その選択肢を選び取ったことで神は悲しまないか?」がある。自殺には該当しないが安楽死は「魂修行として環境を選んで生まれてきたのに、選んだ環境がしんどいからやっぱり修行やーめた」と同義だと思う。


(4)「北海道の内田貴之」の発言
それはそれで同感。侍は「敢えて苦労の多い環境を選んで修行開始したけど身の丈に合わなさすぎた〜!リセットボタン押したいから安楽死ポチりたい」という安易な考え方を持つ賛成派に対して「魂修行者としてそれで本当に後悔しないのかい?」と問い続けたいんだよね?


(5)「北海道福祉開拓侍」の発言
それ!俺が言いたかったことは、それ。QTさせてもらう。


以上の会話をTwitterにおいて行いました。
会話の途中からタメ口になりましたが友人同士の私的アカウントだからです。


安楽死に対する意見は私と内田とでは異なりますが、
このコラム記事化するにあたっても
「ベクトルズは多種多様な思想・価値観・考え方の集合体だからOK」
「ベクトルズという組織としての公式見解はいちいち出さない」
と許可をもらっています。


追伸。
「QT」は内田から教えてもらった用語ですが
もう死語に近いそうですね(笑)
「引用リツイート」と同じ意味で「Quote Tweet」の略だそうです。


以上
障害当事者団体ベクトルズ
代表補佐理事 尾垣
https://x.com/welfare_samurai
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