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障害の有無に関わらず共に活動できるようになりました!定款変更のお知らせ [2025年01月01日(Wed)]
明けましておめでとうございます。
2025年もよろしくお願いいたします。

会員総会の満場一致の決議により定款変更が承認され、
本日(2025年1月1日)から会員種類は増えて
障害の有無に関わらず共に活動できるようになりました。

以前から実現しようとしてきたことであり、
障害の有無に関係なく「やってみたい」夢や希望の実現のために
お互い協力し合って活動できる団体が理想的だと考えてきました。

ただし、
会員総会における議決権が「非当事者会員」には与えられていない
という点は当団体の「人格」において重要なことです。

当団体は「障害当事者団体ベクトルズ」という名称の通り、
あくまでも障害者が主体となって「やってみたいこと」「行ってみたいところ」
等の夢や希望を実現しようと一生懸命になることが大切だと考えています。

障害者が主体的になって決めた活動を、非当事者も一緒になって実行し、
一緒に成功を目指そう!という気持ちであって欲しいと願っています。

ゆえに、
活動の企画立案時に障害の有無に関わらずアイディアを出し合って考えたとしても、
それを「決める」のは当事者であるという理由から、
非当事者会員には議決権が与えられていません。

また、
以前から「同じベクトル上」という趣旨に対しても、
一人ひとりは別々の考え方を持っているのだから
同じベクトルにはならないのでは?
という質問を受けておりましたので定款にも以下の通り明記しました。



当団体は、障害当事者ひとりひとりが「やってみたいこと」を、
障害の有無などに関わらず全ての会員皆で実現させてゆっくり前に進んで行こうよ♪
という雰囲気で活動する。
そうした活動が障害者福祉の推進になってゆくのではないかと考える。

同じ思い・同じ方向性・同じ強さを持ち合わせた
「同じベクトル上」で活動を行う障害当事者による団体である。

但し、当団体には様々な思想・価値観・考え方・捉え方、
そして様々な障害特性や夢や希望を持った人たちが集う。

それらはその人を形成する個性でありその人にしかない魅力である。
その魅力を隠したり自粛して活動しなければならないような組織環境にはしたくない。

よって、「同じベクトル上」と描くが、
これを目指して気持ちを合わせようとすることが重要であり、
一人ひとりの個性や魅力を縛るような「ベクトル」に統合するという意味ではないことを、
団体趣旨としては強調しておきたい。



定款 第4条より引用しました。

障害を持つ者だけが集まって活動を行うのもアリですが、
社会の一員として心地よく暮らすことのできる北海道の社会づくりを目指す
のであれば社会の構成員は「障害者」も「健常者」も入り混じっていますから、
障害の有無に関わらず共に活動できる団体にアップデートしたほうがより良い
と以前から考えて準備してきました。

2025年の元日にようやくそのアップデートができたことを、
障害当事者団体ベクトルズを応援して下さる皆様や
障害当事者団体ベクトルズに興味関心を持って下さる皆様に向けて
公表いたします。

今後ともよろしくお願いいたします。

以上
障害当事者団体ベクトルズ
代表理事 内田貴之
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