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参政党と障害者福祉について私見 [2026年02月15日(Sun)]
こんにちは。障害当事者団体ベクトルズの内田です。先ほど「第14回 ベクトルズの気まぐれラジオ」をYouTubeに配信しました。少し政治的な話題を取り上げています。これは現在、発達障害者や精神障害者の界隈で話題になっているツイートに対する僕の意見および、国政選挙における僕の投票先選びのスタンスについてです。障害当事者としても、この話題は取り上げておいたほうがいいと思い、あえて、YouTubeでお話した原稿をブログにも載せておきます。

題して「“この党に入れるな”と言われても、僕はそうは思わない話」です。

まず前提として、昨年7月の報道になりますが、日本自閉症協会が、選挙演説における参政党の発言「そもそも発達障害など存在しない」といった趣旨の主張を撤回しない姿勢に対して批判した、というニュースがありました。

日本自閉症協会側は、日本には超党派の議員立法により成立した発達障害者支援法があること、そして根拠のない主張で当事者や家族を苦しめないでほしい、という指摘を行ったと報じられています。

ここ最近、Twitterで、ある障害当事者のツイートがかなり話題になっています。投稿者名は伏せますが、要旨としてはこうです。

発達障害者、精神障害者の皆様へ。参政党は発達障害は存在しないとか、精神障害には「あなたは日本人でしょ」と言えば治る、といった趣旨の発言をしており、それを撤回していません。もし参政党が勝てば、あなたの福祉も手帳も年金もなくなります。だから参政党だけはやめた方がいい。(※原文ママではない※)

僕はこのツイートをタイムラインで目にして、正直なところ、かなり極端な意見だなと感じざるを得ませんでした。

もちろん、仮に参政党が衆議院で単独過半数以上を獲得する、そういう事態になれば、障害者福祉制度に何らかの影響を及ぼす可能性は、理屈の上ではゼロではないと思います。しかし現実問題として、単独過半数以上の獲得というのは、少なくとも現時点では極めて現実的とは言い難い、というのが僕の見方です。

ここからは、僕自身の投票行動の話をします。僕はこれまで国政選挙において、小選挙区では参政党へ1票、比例区ではれいわへ1票、という形で投票してきました。

もっとも、つい先日の衆議院選挙については例外です。このとき僕は、高市早苗さんの総理大臣継続を守るため、ひいては我が国の国益のためという理由で、小選挙区・比例区ともに自民党へ投票しました。選挙演説で高市早苗さんが、「もし自民党が単独過半数以上を獲得できなければ私は総理大臣を辞めます」と宣言されたため、僕が危機感を持ったからです。

話を元に戻します。僕が小選挙区で参政党、比例区でれいわ、という投票を続けてきた背景には、1つはっきりした考えがあります。

それは、自分の思想や求めている政策と完全一致する政党は存在していない、という認識です。だから僕は、各党が特に強調している政策や方向性を見て、その中で自分が評価できる部分に対して票を投じる、というスタンスを取っています。

総理大臣が保守派の高市早苗さんである限り、我が国の国益の大枠は守られる。僕はそのように捉えています。これまで頼りない総理大臣が続いてきたのではないか、国益が損なわれてきたのではないか、という危機感が僕の中にありました。そのため、自民党以外の保守系政党の中でも、比較的勢いのある参政党に1票を入れてきた、という経緯があります。

一方で比例区のれいわについては、障害当事者として、福祉の視点を持つ議席を減らしてほしくないという思いから投票してきました。

さて、話題のツイートに戻ります。「発達障害や精神障害の当事者は、参政党だけはやめたほうがいい」。この意見に対して、僕は当事者の1人ではありますが、同感はできません。なぜなら現在の参政党には、単独で国の制度を大きく動かすだけの政治的パワーは、まだ備わっていないと見ているからです。

その一方で、参政党が繰り返し強調している、例えば「外国人のうち不法滞在者や、我が国の法律を無視して自然環境の破壊を続ける者には、自国へ帰ってもらうべきだ」という主張。あるいは、「特に北海道では外国人による土地購入が拡大しており、許容範囲を超えつつあるのではないか」という問題提起。これらの論点について、僕は一定の問題意識を共有しています。だからこそ、これまで参政党に票を投じてきた、というのが僕の率直な立場です。

では、結局何が言いたいのか。

特定の政党に「絶対入れるな」と当事者同士で一律に呼びかけるのではなく、それぞれが自分の価値観と優先順位に基づいて判断すべき!僕はそう考えています、という話です。

今日は少し政治的な話になりましたが、これも1人の当事者の視点として、記録的に残しておこうと思い、お話ししました。それではまた。


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以上
障害当事者団体ベクトルズ
相談役 内田貴之
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