福祉教育を基盤とした地域福祉を考える研究会 9月度報告 2
2. 知的障害と自閉症を併せ持つ息子さんのいる母。
発表者:I市社会福祉協議会iさん
記 録:社会福祉協議会のIさん
☆ くれよんの会について
会員数 会報会員含み60名(正会員30名)
発足について "就学前までは障害児の支援は行政では
児童福祉課などで支援がある。しかし、就学後は行政の支援・
関わりはなくってしまう。そのため、情報交換・共有の場として、
また、障害を持つ親の精神面のケアや母親だけでなく、父親も
巻き込んだ子育てできるよう会を発足
※自閉症、ダウン症が多く、会の活動は13年目"
<活動暦>
(H15)
・青少年対象ボラ講座でワカモノ会と一緒に企画してから社協と交流が始まる。
・「いるま福祉教育関係者研修」⇒全体体験にて初デビュー
⇒「言葉で気持ちを
伝えられない」ということを体験。感想の中から身近な「知的障害」についての
理解が大切だと感じた!
(H16)
「福祉教育関係者研修」
⇒各種疑似体験のひとつとして実施。
子どもたちと一緒に交流
(H17〜現在)
市内・市外さまざまなところで「知的障害体験」を実施
⇒小学校、健康福祉センターまつり、ファミサポ提供会員研修会、養護学校PTA、
共学支援ボラ講座などで知的障害体験を実施。
⇒入間市内の活動から市外へと広まる「知的障害体験」"
<知的障害体験とは>
言葉は「ピーチクパーチク」のみでジェスチャーも禁止。台本を決めておき、
自分の伝えたいことを伝えることの難しさを体験。
<感想>
障害者の方の親の視点からのお話はこれまで聞いたことが
ありませんでした。くれよんの会さんは、当事者団体であるからこそ
わかる知的障害のことを伝える活動でした。
特に、「知的障害体験」のお話は、目に見える障害ではないため、
理解されにくい障害を伝えるための手段としてはとても興味深く、
実際の体験をしてみたいと思いました。
2006年09月22日
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