福祉教育を基盤とした地域福祉を考える研究会 6月度報告 1
テーマ:地域福祉推進会議からみるH市社会福祉協議会のふくし
発表者:H市社会福祉協議会 SUさん
記 録:F市社会福祉協議会 Tさん
(1)地域福祉推進会議設置までの流れ
平成13年よりH社協事務局で「地域福祉推進会議設置」に向けての計画を立
て始める。
平成15年、市内7箇所の公民館(社協支部)で推進員が誕生。各地区10人程度の
推進員(2年任期)を置く。同年後半より地域福祉推進会議設置。
平成16年、地域福祉課(6人)全員で担当地区を受け持つ。毎年地域福祉推進の会
議を持ち、地域の課題を反映して支部活動を行う。
・ 平成17年、推進員の改選
(2)地域福祉推進会議設置の目的
地域福祉計画の法制化に伴い、「住民参加を基本理念」とする社協がどう役割を果た
せるかという危機感から、地域の福祉課題に対し必要な活動に結びつけ、支部活動を
活性化するためのワーキングとして地域福祉推進会議設置した。
また、福祉教育・ボランティア学習推進員が地域で活躍できるようにするため。
(3)地域福祉推進会議の概要と役割(詳しくは配布された資料をご覧下さい)
・ 地域福祉推進員は、社協支部役員とは別で、福祉委員(行政協力委員)・民生委員・
児童委員・ボランティア団体・学校関係者・福祉施設関係者・地域住民(障害者等
含む)・自治会・福祉教育推進員・PTA役員・老人クラブ等から選出されており、
市内7箇所の公民館(社協支部)に各地区10人程度の推進員(2年任期)を置く。
地域福祉推進会議は、1~2ヶ月に一度の会議を持ち話し合いを行う。
地域の課題から必要な活動に結びつけたり、企画・提案・連携の仲立ち及び実践活動を行う。また、地域への情報提供や啓発といった福祉広報の役割もある。
(4)地域福祉推進会議の成果
様々な立場の人が「福祉」「地域」というテーマを考え協力し合う貴重な「場」にな
っている。
地域で福祉的な課題があると「推進会議で議論しよう」という流れができつつある。
(話し合いの場である「核」ができたことで、多種多様な地域資源を効率よくつなぐ
ことができるようになってきた)
社協自体の他の事業と連動し、より効果的な展開が図れる。
地域に「社協の存在」が見え、期待も高まってきており職員の意識も向上。
地域福祉課の職員が全員で関わることで、担当事業を超えて職員間の情報交換がで
きるようになった。
(5)各支部の活動や問題点
地域によってそれぞれ特徴があり、農村地帯の地区では今まで会議が行われていないところもある。古くからのコミュニティがあるため、現状では何とかなっているが、高齢化が進み今後どのように展開していくか検討中。
ニュータウンという土地柄か、自治会組織がなく、30~40代が少なく子どもも少ない所もある。介護・高齢者関係に関心が高いため、介護関係の講座を開催したりしている。
高齢者のサロンを全地区展開しているところもある。(20地区中15地区で実施)。
地域のコミュニティも残っており老人憩いの家もある。
推進員に力量があるため、推進員で完結しやすいところもある。地域の人々を巻き込
む努力をしている。
(6)今後の取り組みと課題
今後は子どもに焦点を絞ったサロン、三世代交流で進めていきたい。各地区に子育て
サロンを作りたい。公民館単位では、主任児童員が子育てサロンを実施している。
高齢者のサロンの中に子どもを引き込むことで親も引き込みたい。障害者のサロンも
作りたい。
まだまだ「地域福祉推進会議」の存在は薄い。
地域の幅広い意見をどう集め、集約して活動に結び付けていくか
活動のマンネリ化防止、関係者の動機付けの維持。
自分達が思い描いている「地域づくり」に向けて計画的に行動していくよう仕掛けていきたい。
*感想:今、私が当社協で取り組みたいと考えている活動の実践例をご紹介いただいたよう
な感じでした。小地域活動が地域福祉のポイントだと思います。それぞれの地域の
実情や福祉課題に応じた活動が実践できるよう、社協は地域住民と様々な形でつな
がり、色々な関係機関、サービス、ボランティア等とネットワークを組んでそれら
の課題に取り組みたいと思います。東松山社協の地域福祉推進会はとても参考にな
る取り組みでした。ありがとうございました。
2006年06月29日
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