福祉教育を基盤とした地域福祉を考える研究会 6月度報告2
テーマ:「学び合い」−現場から学ぶということ
発表者:MNさん
記 録:HNさん
福祉コーディネーターの研修でグループごとに物を作り競うワークショップが行なわれた。ある参加者は協力するのではなく競うことが福祉の研修としてふさわしいのか?という感想を持った。
今回は現場で学ぶことをお話したい。
�@毎年、「環境まちづくりフォーラム・埼玉」が行なわれており、その分科会のひとつ「カッパ(川)分科会」では生物・河川環境教育のように分野別ではなく川という密着した現場の視点から考えることを行なっている。
�A企業では改善活動として「三現主義(現場に出て、現物を見て、現実に接する)」の原則が行なわれている。
�Bまちづくりの現場では私が所属しているユニバーサルデザインステップでは実際にまちを疑似体験しながら、具体的な現場の調査からまちづくりのプランを行なっている。
�C地域情報研究所のまちづくり講座では現場の当事者が企画して主体的に実践していくことで各地で実績を上げている
�D地域通貨に限らずいろいろな学習会だけで終わるのではなく、まちをどうするか、問題をどうやって解決するかという考えと結びつけることが必要。
�E社会的起業については資料にもあるが、要は現場主義が大切である。
冒頭紹介したワークショップの例で言えば、競うのは良いが最終的に協力をしていくこと
が必要。知識ばかりで現場を学ばない教育、マネジメントのスキルしか頭になく、効率し
か考えられないコーディネーター・リーダー、そういう人を養成するプロデューサーはいら
ない。必要なのは「人のつながりのコーディネート」、お互いに学びあいを進めていくこと。
現在危惧しているのは「競争・成長」の原理であり、「共生」に向かう「いのちの分かち合
いと学び合い」などを問いかけていかなければならないと思う。
小平市の事例ではゲストティーチャーが盲導犬を連れてきたとき、盲導犬が入れない店が
あることから、飲食店をしている生徒の家ではどうか?どうすれば納得してもらえるか?
を学習した。(その他、「都」及び「社大」の資料あり)
現在、福祉教育、環境教育、人権教育、平和教育、ジェンダー教育などいろいろな取り組
みが行なわれているがその共通項を「いのち、助け合っての暮らし」など現場(地域)で
つながりを持っていきたいということを教育目標にしていこうというのが提案であり、持
続可能な社会をキーワードにしたい。
今年、水俣が50周年を迎える。お母さんが水銀を摂取したために、それを子供が吸い取って生まれてくる。本来であれば、お母さんが成り代わるべきなのにそれができなかった。人間のいのちを最初から犯すような現在の持続不可能な社会で、末期がんの患者、障害者、高齢者などの人たちに我々は成り代われないが、何かしたいという思いでみんな活動していくことを基本にすれば良いのではないか。
感想
講座などで学んだことを地域で生かすのではなく、地域の現場から現状と将来の課題を
見い出し、その解決のために必要な人のつながり、知識を学ぶことの必要性を再認識し
ました。
2006年06月26日
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