
すみません。またまた韓国ドラマのネタから。
ナビレラ 大好評だったドラマ。
70歳でバレエを始めた「ドクチュル」と
23歳で夢の前で彷徨うバレリーノ「チェロク」
二人が織りなすブロマンス的な?成長ドラマ。
70歳の郵便配達員ドクチュルは長い間夢を見ていた。
それは、子供の頃に初めて見て衝撃を受けたバレエだ。
人生の最後で胸の奥に秘めていたバレエの夢を思い出し
ドクチュルは家族の猛反対を受けながらバレエに挑戦する。
バレエに人並み外れた才能を持っているチェロクに出会い、
彼にバレエを教わることになる。
容易ではない現実に彷徨う70歳のドクチュルと
23歳のチェロクは厳しい現実に直面しながらも共に
バレリーノを目指し、やがて強い絆が芽生え始める。
夢、自分のやりたいことはなにか?といったテーマ。
主演のパク・インファンさん、70歳の設定ですが、
実際はなんと
76歳!それでバレエ踊る役を、、スゴすぎ!
最初は、ウザい爺さんだと適当にあしらっていたが?
夢に向かってGOGO!のドクチュンはたじろがない。
今、売れっ子の若手俳優、ソン・ガンの、、
完璧なバレエタイツ姿!ドラマではたっぷり拝見。
ここには載せてないですが。
ドラマの撮影が始まる6ヶ月ほど前から、
ソン・ガンはバレエの練習を始めたんだそう。
ちゃんとキレイに踊ってましたよ。

実際のダンスシーンはプロのダンサーが演じてるけど、
手先だとか、ターン、一つ一つのポーズは素晴らしい。
この70歳のドクチュンが放つ言葉がなかなか良いの。
失敗を繰り返しながら年を重ねてきたからこその言葉。
たとえば、これはチェロクに恨みを持つ青年との会話。
青年はワルな友達とばかり付き合って、、、
大好きなサッカーと疎遠になってたけれど、
ドクチュンのおかげでチェロクとの確執も消え、、
サッカー選手を再び目指そう、と決意するのですが。

選手になるにはテストを受けるんだろ?

その前にまず身体を作らないと。

まずはスタートを切れ。

やみくもに進めと?

たとえ、準備が不十分でも
思い切って飛び込むんだ。

私の経験で言うと、
完璧な状態は一生来ない。
これは、なかなかのひと言ですよ。
準備体操ばかりやっていたって、
まずはスタート切らない事にはなんも始まらない。
準備にこだわり過ぎると、「機」は目の前を通り過ぎて
何も始まらないまま、終わってしまう、ってことよね。
次は、、かわいいお孫ちゃんとの会話。
お孫ちゃんはやっと就職できたのですが、、
すぐに挫折してしまいます。

今までいろんなことがあった。

だが今は何も覚えていない。

全ては過ぎ去った。

順風満帆な人生を送れたら
もちろんいいだろう。

だがな。つまづいたってかまわん。
全ては過ぎ去る。
じいちゃんにこう言われたら、、
そうなんだろうな、って思えますよね。
胸に刺さりますぜ。
でも、、ドクチュン、、バレエを始めた理由が、、
ネタバレしていいのか微妙ですが、、、
認知症が発覚したからなんです。
でも家族には一切伝えず、、ただバレエを始めて。
最後に残した夢を叶えるために。
これまた考えさせられる案件ですわ、、、
では、、も一つ、ドラマ。
ムーブ・トゥ・ヘブン〜私は遺品整理士です〜
アスペルガー症候群のグルと刑務所上がりのサングが
遺産整理士として様々な人生に触れる様を描いた
心温まるヒューマンドラマ!
本作は、実際に遺品整理士として働いている
キム・セビョル氏によるノンフィクションエッセイです。
遺品整理業者「ムーヴ・トゥ・ヘヴン」を
父親ジョンウと共に営んでいるハン・グルは、
アスペルガー症候群という発達障害を抱えている。
独自のこだわりが強く、社会性やコミュニケーション能力に
欠けるグルだが、抜群の記憶力と知能の高さを備えている。
しかし、ある日突然ジョンウが亡くなってしまい、
父の遺言により叔父サングと一緒に暮らすことに。
サングは刑務所を出所したばかりのチンピラで、
しかもジョンウのことを毛嫌いしている様子。
とはいえ、サングがグルの正式な後継人となるには
3ヶ月間遺品整理士として働く必要があり、
故人の最後の引っ越しを手助けする仕事をすることに。
全10話の中で、様々な人の死と向き合うことになるが、
「死」から見えてくる様々な社会問題が描かれている。
遺品を通して故人の人となりやその家族との関係、
そして伝えたいメッセージも描かれて興味深いです。
1話にあたり、一人の故人。
非正規雇用労働者であったり、認知症の祖母だったり、
DV被害者、同性愛者、高齢夫婦、いろいろです。
社会との断絶、切り離されてこの世を終わる人、
その人たちの哀しみやささやかな幸せだったり、
遺品を通じて、受けとめた二人が昇華させていく。
今の時代にすごくフィットする内容だな、と。
これは映画なんですけど、、素晴らしかったので。
↓ ↓ ↓
お料理帖 息子に遺す記憶のレシピ認知症になった母親が残した一冊の料理帖を通し、
心身をいたわる家庭料理の数々と、
母親の家族への思いや愛情を描いている。
女手ひとつで惣菜屋を営みながら、
子どもを育ててきたエラン。息子のギュヒョンは
万年非常勤講師で生活能力に乏しく、妻に頼りきりで、
エランが孫の面倒を見ることも多かった。
そんな息子の姿に自分勝手だった夫の影を見るようで、
つい小言をもらしてしまうエラン。
それでも家族のために日々料理を続けていたある日、
認知症の症状が表れはじめる。
息子のギュヒョンは母を介護施設に預けることを決め、
家の中を片付けていると、一冊のノートを見つける。
そこにはエランが息子や孫に宛てた自家製レシピと、
家族への思いがつづられていた。スゴイ!薬草!これで作るお惣菜って、、
そりゃ重宝されますよね。
認知症でお店を閉める決断をするのですが、、
お得意さんたちが立ち寄って、、がっかりしてたり。
旨そうです、、、
お腹が鳴りそう、、
お惣菜屋さんが舞台だけど、おかず販売だけでなく、
薬草や漢方の知恵を取り入れていて、顧客の健康維持、
あるいは持病の辛い症状の緩和に貢献しているお店。
認知症、というテーマを扱う作品も増えましたね。
母の立場、子供の立場、それぞれ違う観かたになるし。
ともすれば、観てるとシンドくなりがちなテーマだが。
最後は素晴らしい終わり方でした。。
是非観てほしい作品です。