それだけが、僕の世界
[2019年06月30日(Sun)]
韓国の名優、イ・ビョンホンと!
若手演技派のパク・ジョンミンが、兄弟役で共演。
『それだけが、僕の世界』
親に捨てられた、落ちぶれた元プロボクサーの兄と
天才的なピアノの腕を持つサバン症候群の弟。
二人が織り成す兄弟の絆を描いたヒューマンドラマ。
兄のジョハは、アジアチャンピオンにまで上り詰めたが、
40歳を過ぎたいまは落ちぶれ、その日暮らしの日々。
幼い頃から両親と離れ、孤独の中で拳を頼りに生きてきた。
ある日、17年ぶりに別れた母と再会。
サバン症候群の弟ジンテの存在を初めて知る。
天才的なピアノの腕を持つジンテがコンテストに出ることに。
面倒を見てやってほしいと母から頼まれたジョハは、
思いがけず、弟の面倒を見始めるのだが……。
主人公のイ・ビョンホン、
弟のジンテを演じるパク・ジョンミン、
母親役を演じるジュ・インスク、
この3人の演技力が!!すごすぎる!
安易な韓流映画だろ、と思わないでほしいです。
天才たちが創り上げる物語の厚みはハンパないっすよ。
私の大好きな俳優のベスト5に入ってるのが、、
イ・ビョンホン氏!
これまでのイメージはね、とにかくスマート。
スーツが完璧に似合って。ニヒルで。
そんな、、イ・ビョンホン氏が、、、
髪の毛ボサボサ、変な角刈り(笑)
本作ではずっとヨレヨレのジャージっすよ。
兄弟でテレビゲームをするシーン、
何度やってもジンテに勝てない(笑)
ムキになって突っかかっていく兄ちゃん。
こうしてちょっとずつ「兄と弟」になっていく。
夫からのDVに耐えかね、幼いジョハを置いて蒸発した母。
愛情に飢えながら、たった一人で生きてきたジョハは、
そう、簡単に母親の存在を受け入れられない。
・・・なんだけど!心の底では母の愛情を求めてる。
そういう繊細な演技を完璧にこなすビョンさま、さすがです。
母親とワインで乾杯した後、一緒に踊ろう、とねだられるシーン。
ビョンさまの、超イケてないダンスのキレの良いこと。
ここ、めっちゃ好きなシーンです〜。
そして、、ホント、ぶったまげーーーなのが、、
パク・ジョンミンが自ら弾いたというピアノ。
ピアノを猛特訓したというけれど。。。
楽譜が読めないレベルから数か月の猛特訓で、、、
あんなに素晴らしい演奏が出来るもんでしょうか?
とにかく超絶技巧の演奏シーン、迫力ありすぎです。
最後のオーケストラとの競演シーン。鳥肌です!
落ち着きが全くないジテに笑いさえ起きるけれど。。
ピアノを前に、ジテのスイッチが入る瞬間。
演技なんだけど、、、演技に見えないぐらい、、
ピアノの神さまがジテと一緒にいるんじゃないかと。
そして、その演奏を見守るビョンさま演じる兄のジョハ。
その、、ただ、ステージを観てるだけのシーンがね。
こっちの気持ちを揺さぶるほど、スゴイっす。
ビョンさま、最強すよ。
ヤクザ役のビョンさまも。
スーツが死ぬほどに会う紳士役のビョンさまも。
サイコパスの殺し屋ビョンさまも。
特殊部隊の精鋭隊員のビョンさまも。
そして、このダメダメジャージ姿のあんぽんたん役も。
全てが正しい。上っ面じゃない。
本物のリアル、イ・ビョウホンさんは、、、
身のこなしがスマートで、マジ紳士、聡明で、
笑顔がたまらなく甘く。
あらわれた瞬間に輝きだすオーラがピッカピカ。
・・・だったそうです。(会った人に聞いた)
ヤバいぐらい泣けます。。。
皆さま、この映画、いつか是非観てください!
絶対、観てほしい〜( *´艸`)