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ヨキータの哀愁日記

ジプシーの血たぎる(妄想)
私ヨキータの人生は
流れ流れてどこへ漂着するのでしょう。
チクチクもの哀しくて、だけどサクっと笑える日々を綴ります。


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GOEMON! [2016年10月27日(Thu)]
ごえもん[1].jpg



十月花形歌舞伎!


ずっと観たかった歌舞伎&フラメンコの大作。


楽しかったよーーーっ!!!


GOEMON



ジャニーズの今井翼と言えば。フラメンコ。


結構いい先生についてるし。

それなりには踊れるんだろうな、と思ったけど。


日本のフラメンコ界の第一人者、佐藤浩希氏が

一部の最初、見事に踊っちゃった後なので、、、


翼くん、決めポーズはバッチリだし、、

顔の表情や苦悩を身体全体で表現してるとこは

お、すごい、翼くん!!って驚いたけれど。


足の音が、、佐藤氏のようには大きくないし。

う、かわいそ、と思った。。。


彼は意外に?カンテもうまいしっ!

演技がうまい。こりゃびっくりさ。


歌舞伎のそうそうたる演者の中にいて

薄くならない存在感もあり。


なんつうても、身体の中から湧き出てくる

表現という、舞台では欠かせないalma、魂が。。


私には伝わった気がする。

隣の着物のねーちゃん、泣いとったし。


滑舌もよい。声もよく通る。

舞台のひとだね。ジャニーズ、マジすごし。


目で演じられるのはすごいです。


後、10p、足が長かったら、、、

もう少し、丸い顔が長くなったら、、、


と、おばさんはそんなことばかり考えてた(笑)


この翼くん演じるスペインの神父と、

女形が演じる日本女性との悲恋から始まります。


その悲恋の中、生まれたのが愛之助演じるところの

茶髪の五右衛門なのです。


最後のへん、もうあの髪の毛は、、、

亀の子タワシにしか見えなかった(笑)。


とにかく!大サービスの舞台で、、、

なんでもありの、、、


途中、愛之助さんが宙吊りで3階席に行ったり


花道から大梯子を上がって2階席へ行ったり。

客席で大立廻りをしたり。走り回ってた!


すごい体力だにゃっ、、、



14680506_897188083747375_237253151479158803_n.jpg


素晴らしいですっ!!!


これこそ、エンターティメント!


途中、三味線とフラメンコギターのセッションも。

唄、カンテも交互に入るし。見応えすごし。


ま、その後のあらすじはどーでもいい感じで(笑)

3時間もあったけれど、、、


ほぼ、脚本はあってないようなもの、、、

とにかく!飽きさせない演出、見事。


一人二役の翼くん、神父以外にも、、、

おしろい塗って、五右衛門の幼馴染の役、、、

確か、、霧隠才蔵。


この二役、何度も繰り返してたから、その度に

白塗りしてクレンジングして、、大変ずら。


フラメンコシーン、思わぬところで感動した。


人気落ち目の出雲の阿国の一団。

「中村 壱太郎」演じる、出雲の阿国。


一心不乱に稽古に励む阿国に

五右衛門が父譲りのフラメンコの手ほどきをします。


「阿国よ、俺の親父のいるイスパニアには、

フラメンコという、魂の踊りがあるらしい。」


「その魂の踊りとやらを一度、

見せてはくれませぬか、せめて形だけでも。」


「阿国…笑うなよ、絶対、笑うなよ。」


ここで場内、爆笑。


愛之助は、、身体を使って、手ほどきします。


「腕はこうだ。足はこうだ。

そして調子(リズム)はこうだ!」


「とーまっさい、とーまっさい、とーまい、とーまい、

とーまっさい、、?」かな、、


・・・これ、アレグリの12拍子のことかな、、


愛之助は阿国とともに、ブレリアを踊り始めます。


さすがは歌舞伎役者です。


フラメンコだろうとなんだろうと、

音の捉え方はすごい、としか言いようがない!


愛之助は難しいパソを踏むわけではないのですが

両手をあげて、マノ(手首から上)を回すだけで、、


そこの空気を支配するっていうか、、、

まさにフラメンコなんですよおお。


よく一徹先生が言ってるやつ。


ブラソ、腕のことですが、、、

ブラソは重みを感じる上げ方を意識しな、って。


それ、完璧だし!

足の音もすごいっ!!!さすが歌舞伎役者。


客席からのパルマも楽しいし。

ハレオもかけ放題な感じで、、、


でもね、、私が一番心臓わしづかみされたのは

愛之助さんではなく、、翼くんでもなく。。


出雲の阿国が舞う一心不乱のブレリアです。

女形のまんま、フラメンコを表現するって

すっごい難しいことだと思う。


立ち姿の艶やかさと美しさは損なわれず。

色っぽくて華やかで。


重たい着物の衣装で、くるくるくるくる

舞いながらブレリアのリズムを刻む阿国の

首筋から流れる汗の玉が、色っぽくて、、、


この役者、最高!!!


これ、ホントにフラメンコだよ!って。

難しいパソを踏まなくても、伝わるフラメンコ。


魅せられた!のひとこと。


泣きそうなほど感動しちゃいました。

カスタの音色とよくあってました。


前からわかっていはいたけれど、、、


フラメンコ、そりゃ、スキルはあった方がいい。

でも、最後はそこじゃない。


やっぱ、最後はアルマ、魂なんだーって。


すごく勉強になりました。

彼らは最初からものすごい役者さんであり

踊りの舞手ではありますが、、


きっとものすごい練習をして

この難しいコラボを披露しているんだと思う。


私にはその最初からの才能もスキルもないけれど、、

練習も嫌いだけど(笑)← 致命的(笑)


伝えたいものを踊りに込めたい、と思えば、、

きっと、自分のソレアができるのでは、、と


思っちゃうところが怖い?(^_^;)(笑)


隣で泣いてた着物の女性。


結局、最初から最後まで泣いていました。


。。。なんで?(^_^;)



五右衛門.jpg




愛之助さんのインタビュー抜粋。




これまでの上演を通して感じた

フラメンコと歌舞伎の共通点について、


「初めは対極のものだと思っていたんですが、

出雲阿国の念仏踊りから派生した歌舞伎と、

魂の叫びで自分たちの喜怒哀楽を表すフラメンコとは、

いろいろ学んでいくうちに共通していることがわかり。

既存の考えにとらわれず、

流行を取り入れながら人々を楽しませる、

“歌舞伎の精神”を大切にしながら、

“魂の叫び”をフラメンコで表現したいです」


フラメンコは頭の位置を動かさないというのが基本。

これは日本舞踊にも共通していることです。

しかし実際にやってみたら、

そんな簡単なものじゃございませんでした(笑)。

フラメンコは本当に深くて、難しくって……」


さすがです。日頃うちらが言われてることをもう

実体験から全てそれを難しさとして捉えている。


舞台の方々はスゴイっす。


余談ですが、、、


新橋演舞場、いそいで会場に入ったら…

着物姿の美女にぶつかりそうに…


なんと、藤原紀香さまあ〜\(゜ロ\)(/ロ゜)/


そしてお席に座ったら〜。

後ろにでっか〜い男性〜w(゜o゜)w


水戸泉かと思いきや…


北島三郎のお弟子さん?の大江裕さん…

さんまのまんま、でさんまにイジラレて数年。


さぶちゃんの事務所からデビューした演歌歌手。

チョイ、おねえが入ってるひと、です。


休憩時、音響の人に…

「いいよ。すごくいいよ〜。」


と、声かけて…かすかな笑いが巻き起こる…(笑)

その上目線、なぜだよ、(笑)(笑)


それにしても、、、デカイ!



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