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ヨキータの哀愁日記

ジプシーの血たぎる(妄想)
私ヨキータの人生は
流れ流れてどこへ漂着するのでしょう。
チクチクもの哀しくて、だけどサクっと笑える日々を綴ります。


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ある日の向日葵。 [2015年08月09日(Sun)]
20150808_005117.jpg




退院した母を連れて、真っ直ぐ向かったところ。



ご用達の美容室へ。


昔から母のヘアーを担当してくれるお友達。


やせ細り疲れきった母の横顔を眺めながら


「そうだよ。綺麗にならなきゃっ。」と、うなづく私。


胸が熱くなる。


窓辺にきれいな向日葵が飾ってあった。


「すごくきれいだね〜。」


何気なく、つぶやくと、、、



母の髪をブロウする先生の言葉にシビレタ。


「お母さんが大好きな花じゃけん。

庭から切ってきて、生けたんよ〜。

見せてあげようと思うて。」



、、、なんと。母のための特注向日葵だった!


なんてありがたいこと。




20150804_174946.jpg




病院に来ては、、、いつも母の髪を整えてくださる。


おしゃれな母にとって、何よりも嬉しいお見舞い。


先生はね、、、


10年前に、私が広島大学病院で、原因不明の病気のために

検査、検査、絶飲食が続いた長期入院の際にも、


岩国から車を走らせて、、、


髪を洗いにきてくれたんだよねーーー。


鼻からチューブをしていた私にとって、、、

その優しさは。マジで心に響いた。


最高だった。


いろんなお見舞い、あるよね。


なんだかちっとも嬉しくないお見舞い。


消化器系の難病で絶食している私に!!!


賞味期限の切れた食べ物をたくさん持ってきた人。


サツマイモを焼いてきたよ、と毎日来ては、

自分の愚痴を2時間ぐらい吐き出していく人。


あれはひどかった。一生忘れん。

地元のおばさん。


今回、母の入院の際も。


え、、、とビックラした人がいたよ。


入ってくるなり、、、



「これで12回目のお見舞いだから!」と、


恩着せがましく大声で叫んだヒト。


絶句の母と私。


ベッドの中ではいろんなものが見えるし、聞こえる。


私も気をつけよう、反面教師だ、、、と。

刺すような視線で彼女をにらみつつ、思ったさ!



向日葵のような思いやりをもち続けたいね。




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