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ヨキータの哀愁日記

ジプシーの血たぎる(妄想)
私ヨキータの人生は
流れ流れてどこへ漂着するのでしょう。
チクチクもの哀しくて、だけどサクっと笑える日々を綴ります。


プロフィール

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nakibeso [2014年03月14日(Fri)]
ka.JPG


最後の姿。明るく登場の主治医です。


了解を得ていないのでクリアには出せませんが。

これならいいか?(笑)。


昨日は元気だったのに彼がいなくて退院できず(怒)。

今日は昨夜からの突然の発熱があったにもかかわらず、退院、、、(笑)。

ま、いいけど。


ここにいると、、、

私は本当に病人になってしまうので。



いろいろ考えさせられます。

いろいろあったんです。最近、実は。書きませんが。

くじけそうになります。


それに輪をかけて、主治医ったら、、、退院間際に

初日の細胞診だけ結果が出た、と言いに来た。


あまりよくはなかった。

ギリギリのライン。

そこで、もう抗がん剤の話とか、手術の話をしてきたので、、、

テンションが激下がり。


あと二つの細胞診の結果は来週の外来で、と。

今日から来週までどんな気持ちで過ごせば、、、

こんなに元気なのにいいい。


最後まで笑わせてくれるこの主治医。

実は来週はハワイに行く予定で外来はキャンセルにしていたと、、、


「あ、遊びじゃないよ!

ハワイ大学の学会に出るはずだったんだけど。

同じ研究をしているメンツが世界中から来るから絶対行きたかった、、、

なのに、、、」


イギリスに行くためのビザを取るのにパスポートを預けているので

ハワイに行こうにもパスポートがないことに気付いた、、、(笑)。


「キャンセル代、すごかったよ〜〜〜(泣)」

だって。。。笑えるでしょう。


検査結果が悪くても、先生がいなくなるし、すごく不安なんだけど、、、と

珍しく泣き言を言ってしまった。


最後に記念写真!と言って一枚撮らせてもらいました。

どんなふうにポーズつければいい?と聞かれ、


「もっと、名医っぽくしてよ!」と、

驚きの上目線なセリフが出てしまった(笑)。


「め、名医っぽくって、どんな感じ??!!!」と、

まるで撮影に慣れていない名医が微笑ましいです(笑)。


この先生と馬鹿笑いするのも最後だな。


病室を去る時、廊下に私の大好きナースがいたので、、、声をかけた。

また来るかもしれない、よろしくね、、、と言うと、


なに、なんで?結果よくなかったの???と、心配そうに顔を覗かれ。

泣いてしまいました、、、


もう、手術はしたくない。

去年のような思いはしたくない。

先生もいなくなってしまうし。不安。


と、だらだらしゃべり倒してしまった。


「大丈夫だよ!ここの膵、胆。肝系の先生、みんなすっごくいい先生ばかりだから。」

と、笑顔で言ってくれた。


「私たちはいつも大変な状況の患者さんたちを看ているけれど、

自分がそういう病気になったらどうなんだろう?ってよく思う。

私なら耐えられないかもしれない。

皆、すごいな、っていつも心から思ってる。」


なんていい人なんだ、、、


「ヨキータさんはどんな状況になっていつも前を向く強さがあるじゃない。

大丈夫だよ!

私は応援しているから!絶対!だいじょーぶ!!!」


と、私の両手をぎゅーーーーーっと握りしめてくれたあ(ToT)/~~~。

優しすぎて撃沈?もう涙があふれて、、、アホ、、、


とどめに、入院費用、、、足りんかった(笑)。

ツケをしてきたぜ。


一人で家に帰って、ひとまず、そのままベッドに入り。

おいおい泣いておきました。


いかん。これでは私、怖くて一人でいられない!!!と、

14時から会社へ出勤。


140314_175510.jpg



皆の顔見たら、また泣いちゃったけど

(私は恥ずかしいほど泣き虫でがす。)

いつものように、楽しく笑える職場。


ホワイトデーのお菓子もたくさん待っていた!!

ボスからは豪華版。

ロクシタンのハンドクリームセットとパイナップルケーキ。

(そうそう、去年も私ホワイトデーに退院したな。)


そして、仕事のあとに、またネイルをやってもらった。

辛い時こそ、全く関係のないことをする!これに限る。


お花見バージョン。

桜の季節はやはり寂しく、そして哀しかったりするね。


だけど、今を生きていかなければならない。

今を生きていくことはできる。


あとはひらきなおりだ。


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