ロールキャベツの朝ごはん。
明日ひょっとしたら退院できるかもしれないけど、
昨夜から微熱続いているので、今朝の採血の結果まちかなぁ。
今日は週一のシーツ替えの日。
廊下に出されて、患者同士のおしゃべりが始まります。
一人のおばあちゃんが、実は昨日辛い告知を受けたんです…(/o\)。
先生に呼ばれて、別室へ。
私はベッドで半分寝ていたのだけど、、、
おばあちゃん、帰ってくるなり…深いため息…
隣と向かいのベッドのおばあちゃん達が聞き役となり、話が始まりました。
癌が身体中に拡がり、手術もできないし、どうすることもできないと。
ここは治療をする人のための病院なので、退院をお願いします、と。
そう言われたらしいですm(_ _)m。
「わかっちゃいたけどね。落ち込むわ…。」
ずーっと天井を見つめ、辛い気持ちをお話されてて。
聞き手の二人は人格者で、彼女のために一生懸命慰めてました。
「元気そうだから全然そんな風に見えないわー、」とか、
「落ち込んでもどうにならないわよ、
「そういう時こそ、明るく、楽しく、笑って。それが一番身体にいいの!」
とか。まぁそりゃそうなんでしょうけどね…(~_~;)。
今、それ言っちゃいますか…。
なんか、あまりに一般論…。
私もいつか、同じようなことを言われたら…。
ここは治療する人のための病院だから出てください、なんて言われたら。
確かに、わかっちゃいるけど、途方もなく辛くなる、よ(泣)。
世界が自分を見放した、そんな気持ちに絶対なる。
自分のベッドで聞いていて…。
こうゆうときになんて声をかけたらフィットするんだろーなー、って。
その夕方に娘さんと孫がやってきて、
おばあちゃんたら、せっかちなのか?
もう自分が死んだあとの具体的な話を矢継ぎ早に(゜Д゜)!
着物の処分、家の処分、保険の証書、超具体的に説明、、
「私はもういなくなっちゃうけど、しっかり管理しとくれ!」
まだ中学生ぐらいの孫には、
「おばあちゃんは死んじゃうからさ、お母さんを支えるんだよ!!」
はい、と答えていたけど。
シーン、と空気は微妙な感じに。
まだおばあちゃん、も少し大丈夫なのでは…(/o\)。
侍の妻、みたいな潔さ…
で、また落ち込んでた。
今朝のシーツ交換のとき、彼女の隣に座ってみました。
挨拶ぐらいしかしたことなかったんだけど。
お互いに差し障りない質問をしあっこして。
あとは、ホントにどーってことない話をエンエンと…しました。
オザワさんが入院してくると、トイレの隅々までSPが調べにくる、とか
ヘリコプターも旋回するよね、とか、
勘三郎さんの時、私いましたよ、とか。
あそこの病棟の看護師さん、どうだとか…。
ご飯はどうだとか…。
10分ぐらいだったけど、
「お話したらすごく元気になったわー。」
と、言ってくださって、、、
その後ベッドの彼女からの視線が熱かったです(笑)
先生の回診のときには、
「治らない病気ですみませんm(_ _)m。」
なんて深々と頭下げて…。
日本人らしい言葉だね…(;_;)。
おばあちゃんにも奇跡が起こりますように。